形成再建外科・美容外科診療部門
小児形成外科
診療体制
小児形成外科では、子供たちの身体の見た目や、機能を改善させるために、専門治療を提供しています。当科には小児病院で形成外科研修を積んだ医師2名が在籍しており、特に乳房・胸壁に関しては治療実績が豊富で、整容性を重視した治療を提供しています。
お子さんやご両親が安心して受診、治療ができるように、丁寧な説明を心がけています。複数の診療科にまたがる疾患については、呼吸器外科、第二外科(乳腺科・内分泌外科、小児外科)など外科系他診療科と、希少疾患は連携する大学病院形成外科と、協力体制をとり治療を進めます。
主な対象疾患
- 漏斗胸、鳩胸などの先天性胸壁変形
- ポーランド症候群、先天性乳房低形成
- 副乳
- 陥没乳頭
- 臍突出症、臍ヘルニア
- 四肢(手指・足趾)の先天異常:多合指(趾)症
- 外傷後、熱傷後、手術の傷痕(瘢痕・ケロイド)
高度な専門医療
- 漏斗胸:Nuss法により傷痕が目立たなく、低侵襲な胸壁形成術(呼吸器外科との合同手術)を行います。
- ポーランド症候群、先天性乳房低形成、分離乳房:脂肪注入、培養脂肪幹細胞付加脂肪注入、乳房形成術などにより形態と大きさの改善を目指します。
- 頭蓋縫合早期癒合症:脳神経外科に協力して、頭蓋顎顔面の骨切り術、骨延長術、創閉鎖を行います。
専門外来
・むねの形外来
漏斗胸、鳩胸、ポーランド症候群、先天性乳房低形成など先天性の胸壁、乳房の形態異常のある小児の治療に対応します。
担当医 | 佐武利彦、土谷智史(呼吸器外科) |
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診察日 | 火曜日 |
主な検査・設備など
- 手術用顕微鏡
- 脂肪吸引ユニット・脂肪注入機器
- 医療用照明器XenaLightシステム
- ICGイメージングデバイス/ SPY―PHI(ストライカー)
- ピコ秒レーザーDiscovery Pico PLUS
診療科紹介
当科には乳房・胸壁に関する治療経験の豊富な医師が在籍しており、呼吸器外科と連携して安全な治療を行います。また難しいケースでは、連携する大学病院形成外科と協力体制をとり治療を進めます。
漏斗胸の胸壁形成術(Nuss法)
胸腔鏡下にペクタスバーを用いて、陥凹した胸壁を挙上させて変形を修正します。
スタッフ紹介
氏名 | 職位 | 専門領域 | 資格など |
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佐武 利彦 | 教授 診療科長 |
先天性胸壁変形・乳房低形成 小児形成外科(一般) |
形成外科専門医(日本専門医機構) 小児形成外科分野指導医(日形会) |
小野田 聡 | 診療准教授 | 小児形成外科(一般) | 形成外科専門医(日本専門医機構) 小児形成外科分野指導医(日形会) |
外来担当表
曜日 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 全曜日 |
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初診・再診 | 小野田 | 佐武 | ||||
専門外来 | むねの形外来 |