歯科口腔外科診療部門
小児口腔外科
診療体制
小児口腔外科では、主に下記の小児疾患の治療を行っています。それぞれ専門的な知識や治療が必要ですが、全てに共通するのは運動や社会性など全般的な発育・発達に配慮しつつ、健全な口唇や舌の機能、ことばや歯ならびの獲得を目指すということです。私たちはこの目標を達成するため、乳児期から幼児期、学童期、青年期を経て成人するまで、子どものライフステージに合わせた診療を行っています。
主な対象疾患
- 口唇口蓋裂
- あごの変形を伴うかみ合わせの異常
- 歯やあごの骨の外傷
- 舌小帯短縮症
- 埋伏歯・過剰歯
- のう胞・良性腫瘍
- 小児口腔がん
高度な専門医療
【口唇口蓋裂】
- 自然な口唇・鼻形態の獲得を目指した術前外鼻矯正と直線法による口唇形成術
- 顎発育や言葉の発達に配慮した粘膜-粘膜骨膜弁複合弁法による口蓋形成術
【舌小帯短縮症】
- 術後瘢痕による再拘縮を起こしにくい小帯の切離進展術
【口腔機能発達不全症】
- 口腔機能の獲得・発達を阻害するさまざまな疾患に対し、言葉の発達、顎発育や健全な歯列が獲得できるよう治療や訓練を行います。
専門外来
○口唇口蓋裂外来
担当医 | 野口(不定期)、山田、今上、高市 |
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診療日 | 月・火 |
受診方法 | 紹介状の持参が原則です。 |
○小児口腔外科外来
担当医 | 山田、今上、池田、櫻井、高市、高塚 |
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診療日 | 月・火・木 |
受診方法 | 紹介状の持参が原則です。 |
○口腔機能育成外来
哺乳指導や離乳食指導、言語治療に加え、小児科・耳鼻咽喉科・歯科矯正医と連携し、口呼吸や咬合異常の治療を行います。
担当医 | 山田、今上、高市 言語聴覚士:中道、上浦 |
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診療日 | 月・火・木 |
受診方法 | 紹介状の持参が原則です。 |
診療科紹介
上記のような専門医療に加え、転倒による口唇の損傷、歯の脱臼や破折、埋伏歯や過剰歯のような一般的な小児口腔外科診療も行っています。話す・食べる・呼吸するなど、口腔機能の獲得、発達に配慮した治療を心がけていますので、ぜひ私たちにご相談下さい。
スタッフ紹介
氏名 | 職位 | 専門領域 | 資格など |
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山田 慎一 | 教授 診療科長 |
小児口腔がん、口唇口蓋裂、顎変形症 |
日本口腔外科学会専門医・指導医 日本口腔腫瘍学会 口腔がん専門医 |
今上 修一 | 診療准教授 | 小児口腔がん、口唇口蓋裂、顎変形症 |
日本口腔外科学会専門医・指導医 日本口腔腫瘍学会 口腔がん専門医 |
池田 篤司 | 診療講師 | 小児口腔がん 小児口腔外科一般 |
日本口腔外科学会専門医・指導医 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医(歯科口腔外科) |
櫻井 航太郎 | 助教 | 小児口腔外科一般 | 日本口腔外科学会専門医 |
高市 真由 | 病院助教 |
口唇口蓋裂 小児口腔外科一般 |
日本口腔外科学会認定医 |
高塚 団貴 | 病院助教 | 小児口腔外科一般 | 日本口腔外科学会認定医 |
野口 誠 | 診療指導医 | 口唇口蓋裂 | 日本口腔外科学会専門医・指導医 日本口蓋裂学会 口唇裂・口蓋裂認定師 |
中道 尚美 | 言語聴覚士 | 口蓋裂言語、構音および摂食嚥下障害 | 認定言語聴覚士(高次脳機能領域) |
上浦 眸 | 言語聴覚士 | 口蓋裂言語、構音および摂食嚥下障害 |
外来担当表
曜日 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 |
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初診・再診 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
専門外来 | ○ | ○ |