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診療科・中央診療施設等のご案内

小児科診療部門 小児循環器内科

小児科診療部門 小児循環器内科

診療体制

胎児から成人までの先天性心疾患や、心筋症、川崎病、不整脈、起立性調節障害などの循環器疾患の患者さんの診療に当たっています。北陸地域全体から先天性心疾患の患者さんが受診し、北陸のセンター施設として、第一外科、循環器内科とハートチームを作り、心臓手術(約30%が新生児・乳児早期の最難関の心手術)やカテーテル治療を行い、好成績を上げています。心房中隔欠損閉鎖術も、北陸で初めて開始されます。他に、心筋症や不整脈の遺伝子解析や遺伝相談、心疾患のお子さんの発達検査や発達相談、難治性川崎病の治療、学校心臓検診の精密検査などの包括的な診療を行っています。
先天性心疾患の治療に関しては、広く北陸地域全体から県内外からの患者さんが受診し、小児循環器外科との協力のもと、年間160-170例の心手術を行っています。そのうち、約30%が新生児・乳児早期の患者さんで、新生児科の協力のもと、左心低形成症候群など最難関の心手術も好成績をあげています。カテーテル検査は、年間約150例で、そのうちカテーテル治療は40-50例あり、高度な技術を要する治療を行っています。他に、心筋症や不整脈の遺伝子解析や遺伝相談、難治性川崎病の治療、心疾患のお子さんの発達検査や発達相談など、網羅的な診療を行っています。

主な対象疾患

  • 先天性心疾患(胎児〜成人);心室中隔欠損、心房中隔欠損、肺動脈弁狭窄、動脈管開存、ファロー四徴症、完全大血管転移、単心室、三尖弁閉鎖、肺動脈閉鎖、左心低形成症候群、等
  • 心筋症;拡張型心筋症、肥大型心筋症、拘束型心筋症、心筋緻密化障害、不整脈源性右室異形成、等
  • 難治性川崎病
  • 不整脈;期外収縮、発作性上室性頻拍、心房細動、心房頻拍、心室頻拍、QT延長症候群、WPW症候群、等
  • 肺高血圧

高度な専門医療

胎児心臓病から成人先天性心疾患まで幅広い分野にわたり基礎的、臨床的研究に基づいた高度先進医療を目指しています。特に、基礎的研究では、心筋症や不整脈の遺伝子解析や川崎病の冠動脈病変進展機序に関し、国際共同研究を行っています。また、臨床研究では、先天性心疾患児の精神運動発達に関して長期的な研究を続け、フィラデルフィア小児病院など北米25施設を中心とする国際共同研究に参加しています。学校心臓検診をはじめとした地域医療や保健業務への貢献も重視しています。

  • 心筋症の遺伝子解析、iPS細胞を用いた心筋細胞の機能解析
  • 遺伝性不整脈の遺伝子解析
  • フォンタン術後患者の肺循環
  • 先天性心疾患のカテーテル治療
  • 胎児エコーによる先天性心疾患の早期診断と治療
  • 難治性川崎病の治療
  • 先天性心疾患児の精神運動発達検査

専門外来

・小児循環器外来

合併症の精査のための入院も積極的に行っています。

担当医 市田蕗子、廣野恵一、小澤綾佳
診療日 市田(月・PM)、廣野(月木・AM)、小澤(木・PM)
受診方法 地域連携予約、紹介状持参が原則です。

・胎児心エコー外来

合併症の精査のための入院も積極的に行っています。

担当医 小澤綾佳
診療日 小澤(火・PM)
受診方法 地域連携予約、紹介状持参が原則です。

主な検査・設備など

レントゲン検査、心電図検査、心臓超音波検査などがあります。また、特殊な検査として、CT検査、MRI検査、核医学検査、胎児心エコー検査、経食道エコー検査、心臓カテーテル検査、遺伝子検査、発達検査などがあります。

特殊な検査のご案内

  • 胎児心エコー
    近年では胎児心エコー検査の進歩により、お母さんのお腹の中にいるときから赤ちゃんの管理を行うことが出来るようになりました。赤ちゃんの心臓の状態をみながら、最適の環境で出産出来るように準備することが出来ます。
  • 心臓カテーテル検査
    手術の時期の決定、術後評価、心機能・血行動態評価、川崎病合併症の評価などを目的に検査を行います。検査後もベッド上で安静にするため、3〜5日間の入院が必要です。
  • 経食道エコー検査
    年長児、肥満児などで肺が心臓前面にかぶさっている場合では、通常行う経胸壁心エコーでは十分な画像が得られない場合があります。経食道心エコーでは経胸壁心エコーよりも心臓に近い場所からの観察が可能となり、精度の高い情報が得られます。
  • 3D-CT検査
    造影剤を使用しながらCTを撮影し、コンピューターで心臓や血管の形態を構築します。エコーやレントゲンでは見ることが出来ない血管、心臓の構造や気管支の形態、位置関係を把握するのに有用な検査です。3次元画像を見ることで、血管造影では得ることができない情報も確認できます。
  • 遺伝子検査
    心筋症、特に心筋緻密化障害についての遺伝子解析を行っています。
  • 発達検査
    心疾患のお子さんの発達検査を行っています。Bayley検査は、おもちゃを用いた遊びを通して、認知、言語、運動発達等を神経学的観点から詳細に評価できます。

図1:心筋症の病型

図2:経皮的心房中隔欠損閉塞術

図3:川崎病後の冠動脈瘤

図4:3DCTによる心臓の3Dイメージ

写真1:病棟での診察

写真2:心臓カテーテル検査

診療実績

カテーテル件数(1983〜2016年)

診療科紹介

北陸のセンター施設として、常に関連病院との連携をとり、小児の循環器疾患に関して、最新の高度医療を提供できるチーム体制をとっております。患者さんやご家族の声に耳を傾けることを最も大切にしております。

診療科長  足立 雄一

スタッフ紹介

氏 名 職 位 専門領域 資格など
足立 雄一 診療科長
教授
小児科一般
小児アレルギー
小児呼吸器
日本小児科学会 専門医・代議員
日本アレルギー学会 専門医・指導医・代議員
日本小児アレルギー学会 評議員
日本小児難治喘息・アレルギー学会 理事
廣野 恵一 診療副科長診療講師 小児科一般
循環器
カテーテルインターベンション
日本小児科学会 専門医
日本循環器学会 専門医
日本小児循環器学会 専門医・評議員
齋藤 和由 助教 小児科一般
循環器
カテーテルインターベンション
日本小児科学会 専門医
小澤 綾佳 診療助手 小児科一般
小児循環器
胎児心エコー
日本小児科学会 専門医
日本小児循環器学会 専門医
宮尾 成明 大学院医員 小児科一般
循環器
日本小児科学会 専門医
市田 蕗子 客員教授 小児循環器
先天性心疾患
日本小児科学会 専門医・指導医
日本小児循環器学会 専門医・監事
日本成人先天性心疾患学会 理事
日本人類遺伝学会 臨床遺伝専門医

外来担当表

曜 日 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
初診 (AM) 足立 野村 足立 廣野 足立
小児循環器内科 (AM) 廣野     廣野  
小児循環器内科 (PM) 市田 (胎児心エコー) 小澤   小澤