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第一内科診療部門 呼吸器内科

戸邉 一之

【診療科長】
教授 戸邉 一之

猪又 峰彦

【副科長】
診療准教授 猪又 峰彦


TEL(076)434-2281
FAX(076)434-5069
当科の特徴および診療内容
気管支喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、肺癌、肺炎、間質性肺炎など、気管支や肺のさまざまな疾患とアレルギー疾患を扱います。当科では11人の専属医(7人の呼吸器専門医、3人のアレルギー専門医)が診療にあたります。また、3人の呼吸器内視鏡専門医による気管支鏡検査を毎週行っています。
その他の治療実績
睡眠時無呼吸症候群、サルコイドーシス、気管支拡張症、非結核性抗酸菌症、肺結核、塵肺、アスベスト肺、膠原病関連肺疾患、好酸球性肺炎などがあります。

外来診療案内 平成29年4月現在

曜日 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
初診・再診 三輪
猪又
神原
山田
岡澤
【午後】
松井(祥)
(禁煙外来・予約制)
田中 松井(祥)
三輪
山田
今西
徳井
猪又

診療スタッフのご紹介

職名 医師名 専門分野
保健管理センター教授
(診療教授)
松井 祥子 間質性肺炎、膠原病、呼吸器全般
診療指導医 三輪 敏郎 肺癌、呼吸器全般
地域医療総合支援学
客員講師(診療准教授)
山田 徹 肺癌、間質性肺炎、呼吸器全般
診療講師 今西 信悟 呼吸不全、呼吸器全般
診療副科長(診療准教授) 猪又 峰彦 肺癌、呼吸器全般
診療講師 神原 健太 内視鏡診断、呼吸器全般
診療講師 岡澤 成祐 間質性肺炎、気管支喘息、呼吸器全般
医員 高 千紘 呼吸器全般
医員 徳井 宏太郎 呼吸器全般
医師 下川 一生 呼吸器全般
医員 田中 宏明 呼吸器全般

高度な医療または特徴的な医療

  • 1. 肺癌の集学的療法
  • 肺癌の治療は手術、放射線、抗癌化学療法の三者を症例に応じて適切に選択する必要があります。また、近年の治療法進歩として手術では胸腔鏡を用いた低侵襲手術、放射線では定位照射法、薬物療法では新規分子標的薬治療を第一外科、放射線科、臨床腫瘍部とそれぞれ協力をして行っています。
    上記様々な治療法の中から、各患者さんに最適な治療を選択することが大切であると考えています。

  • 2. 気管支喘息、アレルギー疾患
  • 主に外来での治療となります。近年増加している疾患ですが、吸入ステロイドを中心とした適切な治療の継続によりそのコントロールは大変よくなっています。一部の患者さんでは治療抵抗性でしばしば救急外来受診を繰り返すことがあります。こうした難治性喘息の患者さんに対しては一部、生物製剤の使用を行い効果が表れています。
      
  • 3. COPD(慢性閉塞性肺疾患)、禁煙外来
    近年増加している疾患の一つにCOPD(慢性閉塞性肺疾患)と呼ばれるものがあります。これは従来、肺気腫、慢性気管支炎と呼ばれていたものでその9割の患者さんは喫煙が原因であると考えられています。治療法の基本は禁煙にあります。以前、「禁煙」というと本人の意志次第といった精神論が強調され、禁煙に失敗すると意志が弱いと判断されがちでした。しかし、煙草依存はれっきとした疾患であり、その証拠に最近、禁煙外来が保険診療で認められるようになりました。当科でも禁煙専門外来を開いており、薬物を含めたあらゆる角度から禁煙の援助を行っています。

  • 4. 間質性肺炎
    原因も治療法も明らかになっていない難病の中のひとつに間質性肺炎があります。おそらく様々な原因による疾患が混在しているため、未だその実態がよくわかっていない可能性があります。急性に進行して時には生命の危機に直面する例から、徐々に年齢とともに進行していつの間にか呼吸不全になってしまう例まで様々な方がいらっしゃいます。
    当科では大学病院の使命としてこうした難病についても積極的に原因究明、治療法の確立に努力しています。

  • 5. 肺炎
    発熱、咳・痰、息切れなどの症状が出ます。さまざまな病原体による感染が原因になります。
    若年者ではマイコプラズマ肺炎が多く見られます。全体では肺炎球菌性肺炎が多く、重症化することがあります。高齢者では入院が必要になり長期化し、死に至ることもありますが、多くの場合、適切な治療・管理で治癒します。
      
  • 6.先進的診断法
    近年の画像診断の進歩は目覚ましく、当院では開発当初からPET、マルチディテクションCTといった最新鋭設備を整えて、肺癌等の診断にあたってきました。2009年より気管支鏡の分野で、バーチャルブロンコスコピー、超音波気管支鏡を新たに導入し、全国でも指折りの気管支鏡システムが構築されました。これにより、肺癌等の診断率の向上、適切な診療への貢献が期待されます。

  • その他
    7-1. 学会報告:超音波内視鏡とバーチャルブロンコスコピー併用で肺末梢病変の組織生検診断率が向上
    上記の最新式気管支鏡システムを用いて肺末梢病変の生検診断を試みたところ、導入前に比較して20%余りの生検診断率向上に寄与することができました。細胞診を含めた総合診断率に変化はありませんでしたが、肺癌の最新治療を行う際に有用な情報を得られる生検診断率の向上は大変意義深いと考えています。この成果は2011年日本気管支内視鏡学会で発表されました。


    7-2. 住民健康調査報告
    2008年夏に当院近隣において、住民健康調査を実施しました。これは厚生労働省が行った全国気管支喘息有病率調査に引き続き、当科独自に喘息症状を詳しく調査するものでした。同時に糖尿病、メタボリック症候群といった生活習慣病の評価も行い、住民の皆さまへのフィードバックも行いました。このたび、その調査結果の一部がまとまりましたので、ここにご報告いたします。ご協力いただいた皆さまには改めて深謝いたします。