診療体制

私たちは口腔疾患の高度専門医療を担当します。口唇、頬粘膜、硬口蓋、軟口蓋、舌前2/3、口腔底、顎骨、唾液腺（耳下腺を除く）に生じる疾患を対象とし、疾病の根本治療から口腔の機能回復、リハビリテーションまでを行います。具体的には、口腔腫瘍、口腔先天異常（口唇口蓋裂など）、顎変形症（受け口など）、顎顔面外傷、顎関節疾患、炎症、歯科インプラントによる咬合再建などの口腔外科疾患ならびに基礎疾患を有する患者様の歯科治療です。
口腔腫瘍、口腔先天異常（口唇口蓋裂など）、顎変形症、言語療法などの専門治療を行っています。
歯・顎・口腔領域に生じる疾患の診断と根本治療から、口腔機能リハビリまでを担当します。機能リハビリでは、先進医療としての口腔インプラントによる咀嚼機能回復ならびに、専門の言語療法士による術後構音訓練、摂食・嚥下リハビリを行っています。

主な対象疾患

• 顎・口腔腫瘍：口腔がん、顎骨腫瘍
• 口腔先天異常：口唇口蓋裂、その他先天異常
• 顎変形症：下顎前突症、下顎非対称
• 口腔インプラント：広範囲顎骨支持型インプラント、他
• 顎骨骨髄炎、顎骨壊死、インプラント周囲炎
• 顎・口腔機能リハビリ：顎顔面補綴、摂食嚥下リハビリ、言語治療
• 口腔乾燥症、舌痛症など

高度な専門医療

口腔腫瘍術後などで顎骨が大きく失われた場合、自家骨による顎骨再建および口腔インプラントにより、咀嚼機能など口腔機能の回復を行います。

専門外来

○口腔先天異常外来

合併症の精査のための入院も積極的に行っています。

○口腔腫瘍外来

○顎変形・咬合異常外来

主な検査・設備など

• ナゾメーター：口腔・鼻腔の音響エネルギーを計測し、適切な言語治療を可能にします。
• ファイバースコープ：鼻、口、のどを見るためのスコープです。
• 嚥下造影検査：飲み込み機能について、レントゲンの透視を利用して評価する検査です。
• 手術用顕微鏡：歯の温存を目的とした歯槽骨手術に加え、顎口腔再建時の微小血管吻合、損傷された神経に対する神経吻合などに使用します。

診療科紹介

顎・口腔外科が担当しているのは、口腔を取り囲む臓器や組織であり、口腔の機能を支える諸器官です。具体的には、歯、歯肉、口唇、頬粘膜硬口蓋、軟口蓋、舌の可動部、口腔底、上下顎骨、耳下腺を除く唾液腺などが含まれ、これらに生じる疾病を対象として、その予防から、治療、口腔の機能回復までを行います。私たち歯科口腔外科医が、日常診察で掲げている理念は、“口腔の環境を整えた上で、食べ物をよく噛み、おいしく味わい、会話を楽しみ、表情豊かな日常生活を送れるよう手助けをする”というものです。皆様に安心して治療を受けていただけるよう安全かつ丁寧な診療を心がけています。

診療副科長　　山田　慎一

スタッフ紹介

外来担当表