精神科

プログラム名 「精神科専門医研修プログラム」
専門研修期間 3年
募集人数 8人

A.プログラム概要

プログラム統括責任者 鈴木道雄

本プログラムの研修施設群は9病院から構成されます。研修基幹施設である富山大学附属大学病院では、主要な精神疾患の患者を対象に面接法、診断と治療計画、精神療法、薬物療法の基本を学びます。身体合併症、コンサルテーション・リエゾン、難治性精神疾患治療(m-ECT,クロザピン)を含め、精神科臨床を幅広く経験できるとともに、研究や学会発表についても充実した指導を受けることができます。このように、本プログラムは地域における考えうるリソースを集結して専攻医の指導体制を構築しています。本プログラムにより、3年間の研修で精神科医としての十分な基礎を築くことができます。

B.キャリア形成プログラム

3~5年目は富山大学附属病院連携施設 精神科専門研修プログラムで、研修施設群で専門研修
❷6~9年目までの期間は、富山大学や関連施設で専門研修を行い、日本総合病院精神医学会 一般病棟連携精神医学専門医(通称・精神科リエゾン専門医)、子どものこころ専門医機構認定専門医、日本精神神経学会 認知症診療医、日本認知症学会認定専門医の取得が可能。基本的に専門研修期間も必要研修期間に含まれる。
❸専門研修と並行して大学院に入学し博士号の取得も可能(臨床研究の期間は専門研修期間に含まれる)

C.専門医取得のためのハードル(研修修了要件)(詳しくは学会HPを参照して下さい)

①研修項目の到達目標に関する専攻医本人および指導医による評価、多職種(メディカルスタッフ)による評価。
②経験すべき疾患、治療場面、治療形態について目標症例数の達成、規程の症例レポート提出。

  • 経験すべき疾患領域(統合失調症、気分障害、精神作用物質による精神及び行動の障害、症状性を含む器質性精神障害、児童・思春期精神障害、神経症性障害・ストレス関連障害・身体表現性障害、成人のパーソナリティと行動の障害、てんかん、睡眠障害)
  • 経験すべき治療場面(救急、行動制限、地域医療、合併症・リエゾン)
  • 経験すべき治療形態(任意入院、非自発的入院)

③地域医療の経験
④学術活動(1回以上の学会発表など)
以上の修了要件を満たし、研修修了の判定を受けたのち、精神科専門医試験を受験し合格すると精神科専門医になれます。

D.サブスペシャリティ研修・大学院進学

基本領域の専門医資格取得の後に、児童青年期精神医学、老年精神医学、リエゾン・コンサルテーション精神医学などのサブスペシャリティ領域の研修も受けられるよう、県内外の施設と連携しています。ただし、専門医機構により承認される精神科領域におけるサブスペシャリティについては検討段階であるため、今後決定され次第、具体的な情報をお知らせします。
専攻医は、研修プログラムでの研修と並行して大学院博士課程を履修することもできます。その場合の研修年限はプログラムの達成度によりますが、大学院生として臨床研究に従事した期間も研修プログラムの一部として研修期間に含まれます。

E.応募および問い合わせ先

富山大学医学部精神科
担当:高橋 努
〒930-0194 富山県富山市杉谷2630 富山大学神経精神医学講座
Tel: 076-434-7313
E-mail: psychiat@med.u-toyama.ac.jp

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