メッセージ

富山大学附属病院長からのメッセージ

富山大学附属病院長 林 篤志

 富山大学附属病院あるいは他病院で初期研修を行っている皆さん、また、自分の将来として専攻医研修を真剣に考えている皆さん こんにちは。
 医学部を卒業し、無事、国家試験に合格して、初期研修医として医師の道を歩み始めた皆さんは、何を基準にして自分の専攻医研修や専門領域を決めていけばよいのか?悩んでいることと思います。初期研修を行う病院を選ぶ際には、研修内容や待遇、先輩の勧め、地理的条件などさまざまな条件をもとに選ばれたことと思います。しかし、初期研修は2年間であり、医師としてもっと重要なことは、これから40年間の医師の人生で自分の専門領域を何にして患者さんに貢献していくのか?ということであると思います。
 医師として、患者さんを救っていくため臨床だけに専念する考え方も当然ありますが、今の医学で救えない病気の患者さんは、臨床だけをしていても救うことはできません。良い治療法が出てくるのをただ待つだけだからです。臨床の疑問に基づいた医学研究を行うこと、また、医学研究の内容を理解し、臨床に生かすことが新しい治療法の発見につながります。これらは臨床だけをしていても自然に身に着くものではなく、さらなる努力が必要です。大学病院に勤務している医師は、これらを普段から行っているため、皆さんが大学病院で専攻医研修やその後の大学勤務をしていくことで、自ずとその知識や技術、姿勢が身に着いてきます。病気の本質を医学研究の知識をもとに理解した臨床こそが、患者さんに最適な医療を提供することができ、患者さんの信頼を勝ち得ることができるのです。
 富山大学附属病院では、19基本領域のいずれも選択することができ、まず皆さんに必要な基本領域の専門医として十分な実力をつけることができます。当院の各診療科では、日本に誇る高度医療をたくさん行っており、更に専門分野において日本で活躍できるよう指導します。皆さんが望む医師になるために富山大学附属病院が最適な病院であることが、必ずご理解いただけると思っています。
 一人でも多くの専攻医が当院に来られ、富山で、また日本で活躍する人材になっていただきたいと願っています。

充実した専門研修をお約束します!

専門医養成支援センター長 峯村 正実

 専門医を目指す皆さん 2018年度にスタートした新しい専門医制度も6年目に入り、専門研修システムも定着してきました。富山大学附属病院では十分な専門研修ができるように各診療科が一丸となって研修体制を整備し、毎年数多くの専攻医が順調に専門研修し、専門医を取得しています。
 専門研修を始めるにあたり、何を自分の専門にするのか、どこで専門研修を行うのか、どの専門研修プログラムを選ぶのかは、皆さんの“これからの長い医師人生を決める”非常に重要な選択であることを認識していただきたいと思います。今、皆さんが選択しようとしている基本領域の専門研修は、サブスペシャルティ専門研修に直結し、さらにハイレベルな技能の修得や研究、そして医学博士(学位)取得などの将来に繋がっているのです。将来の大きな目標に向かって、私たちと一緒に専門研修を始めましょう。
 富山大学附属病院の専門研修プログラムの特徴は、①圧倒的に豊富な指導医陣、②富山県内外の非常に多くの連携施設、③教育機関である特徴を生かしたリサーチマインドを修得できる環境を提供できることです。また、富山大学には出身大学や初期研修した施設にとらわれない、皆が“平等に楽しく専門研修できる風土”があります。
 是非、富山大学附属病院を基幹施設とした専門研修プログラムで専門医を取得し、富山県の医療を支えるとともに、全国・世界に向けて羽ばたくファーストステップにしてください。
 希望に燃えた皆さんが、富山大学の専門研修プログラムを選択し、専門研修を開始してくれることを心から願っています。

スタッフ紹介
氏名 職位
峯村 正実 専門医養成支援センター
センター長 
岡澤 成祐 副センター長
齊藤 隆晴 副センター長
田村 賢太郎 副センター長
秋岡 直樹 副センター長
山﨑 秀憲 副センター長
名倉 里織 副センター長
波多野 貴大 事務スタッフ
清水 若奈 事務スタッフ