総合診療

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プログラム名:「とやま総合診療専攻研修プログラム」
専門研修期間 3年
募集人数 10人

A.プログラム概要

プログラム統括責任者 北 啓一朗

日本の医療が専門別に高度に細分化された中、急速な高齢化等を踏まえ、健康にかかわる問題について適切な初期対応等を行う医師の必要性が増しています。そのような社会背景をもとに、総合的な診療能力を有する専門医(総合診療専門医)が新たな基本領域専門医として位置づけされました。とやま総合診療専攻研修プログラムは富山大学附属病院が基幹施設となり、病院・診療所などで活躍する高い診断・治療能力を持つ総合診療専門医を養成することを目的として創設されました。
当プログラムの前身となる日本プライマリ・ケア連合学会家庭医療後期研修プログラムです。現在5名の専攻医が研修をしています。
本プログラムは、以下の4つの理念に基づいて、レベルの高い総合専門医の養成を目指します。

  1. 標準的な家庭医の育成
  2. 富山県/周辺地域の地域医療を守り育てる
  3. 地域医療を高度先進医療として取り組む
  4. 将来、国際的にも活躍する医師の育成
プログラムの特徴

総合診療研修の他プログラムと比較して教育実績のあるへき地研修を行っていること、オフジョブトレーニングが充実していること、多様な研修の場があること、14名の家庭医療専門医又は指導医が指導にあたっていることが挙げられます。

  • 充実した研修指導体制:基幹施設である富山大学附属病院には総合診療科があり、アカデミックマインドを持った多くの指導医がおり、連携施設の指導医と十分な協力体制をとっています。
  • 充実した連携施設群:本プログラムは15の病院と7つの診療所で連携施設群を構成し、豊富な人材と医療資源を持ち、総合診療専門研修が十分にできる体制をとっています。
  • 7つの資質・能力を効果的に修得できるシステム:本プログラムでは、総合診療専門研修Ⅰ(外来診療・在宅医療中心)、総合診療専門研修Ⅱ(病棟診療、救急診療中心)、内科、小児科、救急科の 5つの必須診療科と選択診療科をシステマティックに研修することで、①包括的統合アプローチ、②一般的な健康問題に対する診療能力、③患者中心の医療・ケア、④連携重視のマネジメント、⑤地域 包括ケアを含む地域志向アプローチ、⑥公益に資する職業規範、⑦多様な診療の場に対応する能力を効果的に修得することが可能です。
  • 多職種スタッフからのフィードバック:院内各専門科の医師やコメディカルスタッフ、 県内外の各地域医療機関の協力のもと、様々な医療現場で、細やかなフィードバックを受けながら研修できる環境を整えています。

B.キャリア形成プログラム

C.専門医取得のためのハードル(研修修了要件)(詳しくは学会HP参照)

以下の4つの基準で評価されます。

  1. 3年間の研修期間を満了し、かつ認定された研修施設で総合診療専門研修ⅠおよびⅡ各6ヶ月以上・合計 18ヶ月以上、内科研修 12ヶ月以上、小児科研修 3ヶ月以上、救 急科研修 3ヶ月以上を行っていること。
  2. 専攻医自身による自己評価と省察の記録、作成した経験省察研修録を通じて、到達目標がカリキュラムに定められた基準に到達していること。
  3. 研修手帳に記録された経験目標が全てカリキュラムに定められた基準に到達していること。
  4. 研修期間中複数回実施される、医師・看護師・事務員等の多職種による 360 度評価(コミュニケーション、チームワーク、公益に資する職業規範)の結果も重視。

D. サブスペシャルティ研修・大学院進学

総合診療専門医取得を目指す方々へは当プログラムでは新・家庭医療専門医 病院総合医 緩和・在宅専門医 取得を支援します。
大学院進学の希望のある場合は、本プログラムの統括責任者(北 啓一朗)まで、お問い合わせください。

E.問い合わせ先

富山大学附属病院  総合診療科
担当:高木みよの(富山大学総合診療科専門研修 事務局)
E-mail: soshin@med.u-toyama.ac.jp
Tel: 076-434-7244