専攻医からのメッセージ

内科専攻医からのメッセージ

第一内科  
稲川 慎哉 先生
(卒後7年目)

Q1 この診療科を選んだ理由(魅力ややりがい)を教えてください。
 大学3年生のときの基礎配属研修がきっかけです。臨床・研究どちらも楽しめそうな診療科だと感じました。医局員が多いので自由度が高く、将来のキャリア選択肢が豊富な場所だと思います。医局の雰囲気も和やかで好きです。
Q2 専攻医として過ごしてみて、専門研修プログラムの内容、診療科の指導体制や環境、雰囲気はいかがですか?感想を教えてください。
 専攻医1年目は糖尿病・代謝内分泌、呼吸器、膠原病を約3ヶ月ずつ回ります。全身疾患が多いので、必要症例はほぼ集まります。足りない症例があれば他科も回れます。どの先生も指導が丁寧なので、普段のカルテ・退院サマリがそのままレポートに使えます。
Q3 実際に専門研修をする中で、この専門研修プログラムを選択して良かったと思うポイントを教えてください。
 どの先生も指導熱心で助かりました。外病院の症例でレポートを書くと1.5倍は疲れます(一人主治医制、必要なデータが不足、日常業務が多忙など)。カンファレンスのありがたみを初めて実感しました。

循環器内科  
林 太郎 先生
(卒後3年目)

Q1 この診療科を選んだ理由(魅力ややりがい)を教えてください。
 学生の頃から循環動態について興味をもち、救急外来でACSの患者さんを迅速に対応して治療する循環器内科の先生をみて憧れを感じました。また、集中治療室で循環作動薬やデバイスを用いて管理できるようになれば医師として自信を持ってあらゆる疾患に対応できると思い選びました。
Q2 専攻医として過ごしてみて、専門研修プログラムの内容、診療科の指導体制や環境、雰囲気はいかがですか?感想を教えてください。
 もちろん忙しい毎日ですが自分の成長をものすごく感じることができますし科内の雰囲気もとても良いので居心地が良いです。上司の先生方もいつでも相談に乗ってくれます。
Q3 実際に専門研修をする中で、この専門研修プログラムを選択して良かったと思うポイントを教えてください。
 大学病院でできない治療はないため程度の軽いものから超重症疾患まで一通り経験して自分で管理、治療に携われること。またあらゆるカテーテル治療を行なっているのも魅力の一つだと思います。

第三内科  
川中 滉貴 先生
(卒後3年目)

Q1 この診療科を選んだ理由(魅力ややりがい)を教えてください。
 手技をメインとする診療科に進もうと思い、初期研修医の時は外科や眼科も考えていましたが、安田教授の「世界で活躍できる医師になりませんか。」という言葉に惹かれました。世界的に有名な安田教授の言葉だからこそ説得力があり、そこで自分の人生をささげようと決心しました。
Q2 専攻医として過ごしてみて、専門研修プログラムの内容、診療科の指導体制や環境、雰囲気はいかがですか?感想を教えてください。
 第三内科はどのチーム(消化管、腫瘍、肝、胆膵の4チーム)も相談しやすい先生方ばかりで、困ったときはすぐに助けていただける環境で大きなミスは少ないと思います。また、手技的なことはすぐにフィードバックをもらえるので、その場で自分の修正点を教えていただけるので、手技に対するモチベーションアップにつながっています。
Q3 実際に専門研修をする中で、この専門研修プログラムを選択して良かったと思うポイントを教えてください。
 自分の専門分野を極めていくことを目標に診療を行いながら、内科専門医になるために必要な症例が不足している場合はその都度バックアップしてもらえるので、専門医になる過程において困ることは少ない体制になっているかと思います。

血液内科  
峯村 友樹 先生
(卒後3年目)

Q1 この診療科を選んだ理由(魅力ややりがい)を教えてください。
 再発を繰り返したり非寛解であったりと病状が厳しいことも多い領域ではありますが、化学療法で劇的な改善を見込めるのも魅力の一つだと思います。また、長期にわたって患者さんと関わっていくことができる点も魅力的と感じ、血液内科を選びました。
Q2 専攻医として過ごしてみて、専門研修プログラムの内容、診療科の指導体制や環境、雰囲気はいかがですか?感想を教えてください。
 上級医のどの先生方とも相談しやすいと感じています。主体的に診療に携わることができるのはもちろん、それぞれの先生方の診療を学ぶことで多面的な視点やアプローチを習得することにもつながり、血液内科医として日々の成長を実感しています。
Q3 実際に専門研修をする中で、この専門研修プログラムを選択して良かったと思うポイントを教えてください。
 高度な専門性を必要とする血液内科としての研修をいち早く進めることができるだけでなく、内科としても幅広い症例を経験することで内科医としてのベースアップ、成長につながっています。連携する関連病院が充実しているのも非常にありがたいです。

脳神経内科  
髙澤 秀平 先生
(卒後3年目)

Q1 この診療科を選んだ理由(魅力ややりがい)
 脳神経内科は脳や脊髄、神経、筋肉の疾患を扱い、問診や神経診察により障害部位・システムを判断し検査・治療を考えることや、疾患が多岐にわたる(血管、感染、炎症、免疫、変性、代謝etc…)ことが魅力です。
Q2 専攻医として過ごしてみて、専門研修プログラムの内容、診療科の指導体制や環境、雰囲気
 入院翌日や週間カンファレンスで症例について議論し、上級医から指導を受けられる体制は整っています。
Q3 実際に専門研修をする中で、この専門研修プログラムを選択して良かったと思うポイント
 富山県では様々な神経疾患が大学病院に紹介されてくることも多く、幅広く経験ができ、同じ疾患でも多彩な症状を呈しうるため疾患理解の深みが増します。

感染症科  
竹腰 雄祐 先生
(卒後3年目)

Q1 この診療科を選んだ理由(魅力ややりがい)を教えてください。
 大学1、2年時、東日本大震災の復興ボランティアに参加し、感染対策のできる医者が少なく混乱したことを聞いた時に興味を持ちました。実際回ってみると、軽症から重症まで診る事ができるため、総合内科としての要素も強く、そこが魅力だと思います。
Q2 専攻医として過ごしてみて、専門研修プログラムの内容、診療科の指導体制や環境、雰囲気はいかがですか?感想を教えてください。
 診断学において多岐にわたる知識が要求されるとともに全身管理も必要とされ,医師として求められる幅が多く悩むことが多いですが、科内の垣根が低いため気軽に相談できる雰囲気があります。また、屋根瓦式のチーム編成で教育体制も整っています。
Q3 実際に専門研修をする中で、この専門研修プログラムを選択して良かったと思うポイントを教えてください。
 COVID-19を通じて様々な疾患にふれ、悩むことが多いですが、他科の先生方でも優しく相談に乗ってくれる環境が整っている点が良かったと思います。

外科専攻医からのメッセージ

第一外科  
江部 里菜 先生
(卒後4年目)

Q1 この診療科を選んだ理由(魅力ややりがい)を教えてください。
 大学3年時の基礎配属時に第一外科を選択し、そこ私が今の進路を志すきっかけになったように思います。細やかで洗練された手術そして手術スキル、刻一刻と変化する術後患者の集中治療管理に未熟な大学3年生ながらに胸部外科領域に魅了され、私もこの道に携わりたいと思い入局しました。
Q2 専攻医として過ごしてみて、専門研修プログラムの内容、診療科の指導体制や環境、雰囲気はいかがですか?感想を教えてください。
 大学病院と関連病院の双方での研修を行い、それぞれの視点で学ぶことができます。また外科専門医を取得するにあたり一般外科研修も行うことができます。大学病院では第一外科として成人心臓、小児心臓、血管外科、呼吸器外科とそれぞれの上級医から指導をいただき幅広い領域を学ぶことができます。
Q3 実際に専門研修をする中で、この専門研修プログラムを選択して良かったと思うポイントを教えてください。
 目の前の患者の命を救うために真摯に全力を尽くしている先生方から技術・知識だけではなく素養なども熱く指導していただき充実した日々を送っています。胸部外科医として進むことは厳しい道のりではありますが、いつか私も指導医の方々のようになれること夢見て精進して行きたいと思います。

呼吸器外科  
田邊 慶太郎 先生
(卒後5年目)

Q1 この診療科を選んだ理由(魅力ややりがい)を教えてください。
 学生時代に受講した京都大学呼吸器外科の伊達 洋至 教授の特別授業で呼吸器外科の魅力に惹かれました。胸腔という空間と肺という摩訶不思議な臓器に未だに魅了されています。手術手技もバラエティーに富んでいます。
Q2 専攻医として過ごしてみて、専門研修プログラムの内容、診療科の指導体制や環境、雰囲気はいかがですか?感想を教えてください。
 専攻医2年目で外科専門医試験に必要とされる各分野の症例数、執刀数、学会発表数はすべて満たしました。自分が所属しているチームはもちろんのこと、他チームの先生方からも熱心にご指導いただきました。
Q3 実際に専門研修をする中で、この専門研修プログラムを選択して良かったと思うポイントを教えてください。
 豊富な症例数と充実した指導体制の中で、外科医としての心構えや姿勢を学ばせていただきました。尊敬できる先生方のもとで修練を行っているので、外科医としてとても充実した日々を過ごしています。

第二外科  
金田 広志 先生
(卒後3年目)

Q1 この診療科を選んだ理由(魅力ややりがい)を教えてください。
 当院の第二外科を研修するまでは「外科は寝ずに働き続けるが、手術はさせてもらえないという印象がありました。しかし、富山大学第二外科は若手が執刀できるうえに、休みもしっかりあり、医局員みんなが優しいという魅力的な環境があったから選びました。
Q2 専攻医として過ごしてみて、専門研修プログラムの内容、診療科の指導体制や環境、雰囲気はいかがですか?感想を教えてください。
 病棟管理、手術技術、学会発表、論文作成、臨床研究業務など全てを効率良く学べるプログラムがあり、それを支えてくださる医局員がそろっていると思います。理不尽に怒られることなど全くなく、いつもわかりやすく教えてもらえます。また、プライベートでもとても面白く、優しい先生ばかりです。
Q3 実際に専門研修をする中で、この専門研修プログラムを選択して良かったと思うポイントを教えてください。
 第二外科の教室は若手でわからないことばかりのであることを咎めることなく、しっかりと教育してもらえる体制があります。またしっかりと休みなどもあるので、自分の時間が作りやすく、仕事・プライベート共にとても充実した毎日が過ごせていると感じられることです。気になった方は気軽に見学に来てください!伝えたいことがすぐわかると思います!

リハビリテーション科専攻医からのメッセージ

リハビリテーション科  
浅野 晴香 先生
(卒後3年目)

Q1 この診療科を選んだ理由(魅力ややりがい)を教えてください。
 実習や初期研修で回った科それぞれに魅力を感じたため、人の活動・生活を広い視野でとらえ、活動に障害のある方全てを対象とするリハビリテーション科を選びました。多くの医学領域、福祉・社会制度、科学技術等に関わりがあるところも特徴かと思います。
Q2 専攻医として過ごしてみて、専門研修プログラムの内容、診療科の指導体制や環境、雰囲気はいかがですか?感想を教えてください。
 富山大学附属病院(主に急性期)を基幹として、連携施設を合わせて回復期・生活期のリハビリテーションをバランスよく経験できるプログラムです。富山大学附属病院では、療法士を含め30名以上のリハビリテーション部で楽しく研修しています。
Q3 実際に専門研修をする中で、この専門研修プログラムを選択して良かったと思うポイントを教えてください。
 富山大学附属病院では充実したリハビリ機器・研究に触れられます。連携施設でも地域に密着したリハビリテーションを実践し、医師・療法士を始め多職種チームでの働き方も学ぶことができる点がありがたいです。

眼科専攻医からのメッセージ

眼科  
石田 聖朗 先生
(卒後10年目)

Q1 この診療科を選んだ理由(魅力ややりがい)を教えてください。
 学生の頃から手術で生きていく医者になりたくて、手術件数が圧倒的に多い所を、と思っていた。また、山中伸弥先生、高橋政代先生、坂口志文先生の講演を聞き感銘を受け、基礎研究もしてみたいという思いも芽生え、眼科なら基礎研究と臨床の両立ができるかもしれないと考え眼科を選択した。
Q2 専攻医として過ごしてみて、専門研修プログラムの内容、診療科の指導体制や環境、雰囲気はいかがですか?感想を教えてください。
 外来・手術など症例は山の様にあり、積極性があれば理想的な環境。ただ、臨床が多忙なため、研究との両立のためには何かしらの工夫が必要かなと思う(現在奮闘中です)。
Q3 実際に専門研修をする中で、この専門研修プログラムを選択して良かったと思うポイントを教えてください。
 3年間の眼科専門研修の後、iPS細胞研究のため神戸理化学研究所、京都大学へ4年間行く事が出来た。早い段階で研究の世界に触れる事で格段に視野が広がると思う。当科では臨床・基礎研究ともに色々なチャンスを与えて貰える事が最も良いポイント。

救急科専攻医からのメッセージ

救急科  
原 由華 先生
(卒後4年目)

Q1 この診療科を選んだ理由(魅力ややりがい)を教えてください。
 Common diseaseから重症疾患、内因性疾患から外因性疾患までの幅広い疾患を初期診療・集中治療・退院まで幅広く診ることができるのが魅力だと感じます。「蘇生」は医師にとって必要不可欠なスキルで、救急科はそれを学ぶことができる診療科でとてもやりがいを感じます。
Q2 専攻医として過ごしてみて、専門研修プログラムの内容、診療科の指導体制や環境、雰囲気はいかがですか?感想を教えてください。
 富山大学附属病院をはじめとして、3次救急医療機関の市中病院や2次救急医療機関の市中病院での研修も選択することができ、満遍なく勉強することができます。専攻医は各学年1.2人とそれほど多くなく、手厚い指導を受けることをでき、救急医として習得が必要な手技を身につけるのにも困ることはほぼありません。
Q3 実際に専門研修をする中で、この専門研修プログラムを選択して良かったと思うポイントを教えてください。
 大学ならではのアカデミックな雰囲気で系統立てた勉強を行い、充実した専攻医研修を送ることができます。各診療科は最新技術で高度な医療を行っており、救急医として集中治療の立場からのサポートを行わせてもらう貴重な経験もできます。医局員の人数が多くはないので、指導医にも相談しやすい雰囲気で知らないこと・分からないこともすぐ解決できます。

救急科  
佐藤 史隆 先生
(卒後3年目)

Q1 この診療科を選んだ理由(魅力ややりがい)を教えてください。
 もともと診断学に興味がありました。初期研修期間で様々な症例を経験し、典型的な症状で思いもよらない診断に至ることなどがあり、それがとてもおもしろいと感じました。加えて緊急症例にも対応できるようになりたいと考え救急科を選びました。
Q2 専攻医として過ごしてみて、専門研修プログラムの内容、診療科の指導体制や環境、雰囲気はいかがですか?感想を教えてください。
 当院での研修では救急外来業務、集中治療室での病棟業務を経験できます。診療で迷った際はすぐに聞くことができ、相談しやすい雰囲気もあります。若手が少ないですが、その分手技は優先して自分に回ってきます。
Q3 実際に専門研修をする中で、この専門研修プログラムを選択して良かったと思うポイントを教えてください。
 富山県内の3次救急病院、市中病院での研修が可能です。サブスペシャリティ研修をされていた医師が多く、進路について具体的な相談に乗ってもらえます。

形成外科専攻医からのメッセージ

形成再建外科・美容外科  
都倉 加保里 先生
(卒後3年目)

Q1 この診療科を選んだ理由(魅力ややりがい)を教えてください。
 形成再建外科は診療範囲がとても幅広く、様々な外科的アプローチを学ぶことができます。また手術に関しては既存の方法だけではなく自分のアイデアも治療に反映させることができるため、非常にクリエイティブで魅力的な分野です。
Q2 専攻医として過ごしてみて、専門研修プログラムの内容、診療科の指導体制や環境、雰囲気はいかがですか?感想を教えてください。
 医局の雰囲気はとても良く、またたくさんの症例があり勉強することも多いです。気になることや疑問、意見やアイデアを言いやすい雰囲気なので、自分の考えを具体的に実現させようと前向きに働ける非常にいい環境です。
Q3 実際に専門研修をする中で、この専門研修プログラムを選択して良かったと思うポイントを教えてください。
 手術症例や学会発表の機会が多く、臨床や学術的な面で多くのチャンスが与えられます。また1つ1つの機会において、主体的に物事を進めようという気持ちをもって取り組める環境なので、本研修プログラムを選択して本当によかったです。

産婦人科専攻医からのメッセージ

産婦人科  
寺西 穂波 先生
(卒後5年目)

Q1 この診療科を選んだ理由(魅力ややりがい)を教えてください。
 はじめはお産に関わりたくて産婦人科を選びました。働いてみて治療期間の長い婦人科がん患者さんに対しては、一つ一つの人生に関わっているのだと実感し、良性腫瘍の手術で関わった患者さんから症状改善の報告を聞きとても嬉しく思いました。働いていくうちにどんどん味が出るところが産婦人科の魅力だと思います!
Q2 専攻医として過ごしてみて、専門研修プログラムの内容、診療科の指導体制や環境、雰囲気はいかがですか?感想を教えてください。
 基幹病院である富山大学附属病院ではハイリスク症例を経験することができますし、専門医取得のために必要な症例数は市中病院を経験することで十分すぎるほど達成できます。産婦人科の先生たちの雰囲気は楽しくて、若手の先生方も多いのでロールモデルとなる先生や悩み相談をしてくれる先生もおられてとても頼もしいです。
Q3 実際に専門研修をする中で、この専門研修プログラムを選択して良かったと思うポイントを教えてください。
 大学病院だけでなく中規模病院でも研修できるため、各病院がどのような機能を担っているのかという点も学ぶことができます。また、それぞれの病院で得意分野が異なるため(分娩が多い施設や、腹腔鏡の症例が多い施設など)自分が力を入れたい分野を得意とする病院を自分で選択できることは魅力的だと思いました。

耳鼻咽喉科専攻医からのメッセージ

耳鼻咽喉科  
前田 千尋 先生
(卒後6年目)

Q1 この診療科を選んだ理由(魅力ややりがい)を教えてください。
 耳鼻咽喉科は、小児から大人まで耳、鼻、頸部といった様々な領域の疾患を診断し、内科的治療から手術治療まで一貫して診療ができることが魅力でありやりがいと感じています。
Q2 専攻医として過ごしてみて、専門研修プログラムの内容、診療科の指導体制や環境、雰囲気はいかがですか?感想を教えてください。
 大学病院では各領域の専門医の先生が丁寧に指導を行っており、手厚いサポートのもとめまい平衡医学会や耳鼻咽喉科臨床学会などの学会発表もさせていただきました。関連病院の富山赤十字病院では、外来から入院、手術まで自ら計画を立てて診療をする経験ができました。
Q3 実際に専門研修をする中で、この専門研修プログラムを選択して良かったと思うポイントを教えてください。
 大学病院内に臨床年数の近い先輩や後輩がおり、診療の疑問点など相談しやすく、後輩に指導することで知識や技術を深めることができました。宮城県立がんセンターでもより専門的な研修をさせていただくことができました。

小児科専攻医からのメッセージ

小児科  
今村 芽依 先生
(卒後3年目)

Q1 この診療科を選んだ理由(魅力ややりがい)を教えてください。
 元々子供が好きで、医師を目指したときから小児科医になりたいと思っていました。子供たちの笑顔のために日々働けるという気持ちは、仕事をしていく上でとても大きなモチベーションになっています。
Q2 専攻医として過ごしてみて、専門研修プログラムの内容、診療科の指導体制や環境、雰囲気はいかがですか?感想を教えてください。
 どの先生方も指導熱心で、どんなに忙しくても真摯に指導してくださるので毎日多くの学びがあります。また、診療科全体がアットホームで、学年がかなり上の先生でも話しやすいのも魅力の一つだと思います。
Q3 実際に専門研修をする中で、この専門研修プログラムを選択して良かったと思うポイントを教えてください。
 研修中に獲得すべき手技や経験しておくべき症例が明確に示されているため、年間を通しての目標が立てやすいです。研修担当の先生も、定期的に進捗の確認やアドバイスをしてくださり、診療科全体で研修を支えてくれます。

神経精神科専攻医からのメッセージ

神経精神科  
垣内 知子 先生
(卒後3年目)

Q1 この診療科を選んだ理由(魅力ややりがい)を教えてください。
 精神科医としてだけでなく、一人の人間として、患者さん一人一人に寄り添えるところです。薬の力だけではなく、自分の言葉が患者さんの心に響き、さらにより良い方向に向かっていく時にやりがいを感じます。
Q2 専攻医として過ごしてみて、専門研修プログラムの内容、診療科の指導体制や環境、雰囲気はいかがですか?感想を教えてください。
 専攻医一年目は大学病院での勤務になります。基本的に主治医制なので、一人で患者さんを診ていくことになりますが、指導医の先生方がたくさんいらっしゃるので、いつでも相談しやすい環境にあると思います。また専攻医に必要なレポートも丁寧に指導していただくことができます。
Q3 実際に専門研修をする中で、この専門研修プログラムを選択して良かったと思うポイントを教えてください。
 当院の関連病院は富山県内がほとんどなので、異動や転居などの心配はありません。また、県内の病院は当教室出身の先生方が多く、どこに行っても働きやすい環境にあると思います。

整形外科専攻医からのメッセージ

整形外科  
里見 昌俊 先生
(卒後6年目)

Q1 この診療科を選んだ理由(魅力ややりがい)を教えてください。
 患者さんのADL、QOL向上を目の当たりにできるところです。また整形外科といっても多彩な専門分野(関節、手、リウマチ、スポーツ、小児、腫瘍、外傷など)があり、各々の奥深さや面白さを感じられるところでしょうか。
Q2 専攻医として過ごしてみて、専門研修プログラムの内容、診療科の指導体制や環境、雰囲気はいかがですか?感想を教えてください。
 大学病院、関連病院のいずれも、各先生方の優しく手厚い指導のもと研修をすすめることができました。執刀や診療への協力も惜しまずしてくださるので、日々の業務も安心して取り組めたと思います。
Q3 実際に専門研修をする中で、この専門研修プログラムを選択して良かったと思うポイントを教えてください。
 上記の如く、優しい先生方や働きやすい研修病院が比較的多いと思います。各病院の特色にそった手術や症例を、整った指導体制で十二分に経験できたところは特によかった部分です。

総合診療科専攻医からのメッセージ

総合診療科  
渡辺 一海 先生
(卒後8年目)

Q1 この診療科を選んだ理由(魅力ややりがい)を教えてください。
 最も大きなものは“断らない医療”をできることです。総合診療科は老若男女すべての方が対象であるため、どのような相談でも受けることができます。また、臨床に携わる中で興味を持った分野は、後からでもサブスペシャリティとして学ぶことができます。
Q2 専攻医として過ごしてみて、専門研修プログラムの内容、診療科の指導体制や環境、雰囲気はいかがですか?感想を教えてください。
 希望に関してはストレートに伝えることができ、十分に考慮していただけました。患者さんを診療するときにライフステージなど心理面や社会面を非常に配慮する科であり、医局員のことも同様に大切にしてもらえます。
Q3 実際に専門研修をする中で、この専門研修プログラムを選択して良かったと思うポイントを教えてください。
 一般的な診療能力が早い段階から実践の中で培えます。特にこの研修プログラムでは、指導体制が充実した病院を紹介してもらえるので、日々実践する中でも安心して学ぶことができます。優しいメンターの先生が多くいたのもありがたかったです。

脳神経外科専攻医からのメッセージ

脳神経外科  
丸山 邦隆 先生
(卒後8年目)

Q1 この診療科を選んだ理由(魅力ややりがい)を教えてください。
 私は学生実習の時に見た、脳や脳血管の美しさに惚れて脳神経外科医として働くことを決意しました。脳神経外科の魅力は、脳や脊髄に関係する外科疾患を幅広く診療できる点だと思います。緊急の手術も多く、忙しいことも多いですが、患者さんが元気になった時には非常にやりがいを感じます。
Q2 専攻医として過ごしてみて、専門研修プログラムの内容、診療科の指導体制や環境、雰囲気はいかがですか?感想を教えてください。
 当科の研修プログラムでは、血管障害、腫瘍、脊髄外科などの幅広い疾患を満遍なく学ぶことができています。手術の指導に関しても、バイパスをはじめとした、様々な手術を基礎から学ぶことができ、着実に手術経験を重ねることができます。
Q3 実際に専門研修をする中で、この専門研修プログラムを選択して良かったと思うポイントを教えてください。
 実は私は一昨年に脳神経外科専門医を、昨年に脳血管内治療専門医を取得しました。当施設の研修プログラムでの研修で特に問題なく合格することができました。手術手技に関しても日々新たな手術を覚えることができていると感じています。

泌尿器科専攻医からのメッセージ

泌尿器科  
七谷 直紀 先生
(卒後5年目)

Q1 この診療科を選んだ理由(魅力ややりがい)を教えてください。
 私が泌尿器科を選んだ理由は、学生時代のコアカリキュラム、実習を通して最も興味が持つことができたことが大きいです。また、富山大学泌尿器科の先生方にもとても魅力を感じ、先生方と共に働きつつ指導をしていただきたいと思ったので、泌尿器科専攻医を選択しました。
Q2 専攻医として過ごしてみて、専門研修プログラムの内容、診療科の指導体制や環境、雰囲気はいかがですか?感想を教えてください。
 専門研修プログラムについて、内容などは具体的に深く考えたことは正直ありませんが、泌尿器科として学ぶべきことを理論的、実践的に指導していただけていると感じています。
Q3 実際に専門研修をする中で、この専門研修プログラムを選択して良かったと思うポイントを教えてください。
 私が、今後富山で一人前の泌尿器科として働くことができるための研修を行うことができていると思う点が良いところです。

皮膚科専攻医からのメッセージ

皮膚科  
森 修一 先生
(卒後7年目)

Q1 この診療科を選んだ理由(魅力ややりがい)を教えてください。
 皮膚科は病気が多いことと、皮疹が様々な病気の病院を受診するきっかけとなることがあるので、病気を診断することが面白いと思う人には魅力的と思います。
 ある程度勉強すればQOLが高い科なので、自分の時間を持ちたい人にお勧めです。
Q2 専攻医として過ごしてみて、専門研修プログラムの内容、診療科の指導体制や環境、雰囲気はいかがですか?感想を教えてください。
 富山大学の皮膚科は内科系疾患、手術、レーザーなど幅広く診療をおこなっています。他の大学では手術をあまりやっていない皮膚科もありバランスよく学べます。また、新潟県立がんセンターで研修することができ、1年間皮膚科の手術、腫瘍に関して高いレベルで学べます。指導医の先生がいいので、手術に興味がある人もない人も研修に行きましょう。
Q3 実際に専門研修をする中で、この専門研修プログラムを選択して良かったと思うポイントを教えてください。
 新潟県立がんセンターで研修できたことはよかったと思います。
 オンコールを医局員全員でまわしていることと、外勤の仕事が平日の仕事内に組み込まれているため、休日の出勤が少ない点もよいと思います。

病理診断科専攻医からのメッセージ

病理診断科  
高木 康司 先生
(卒後6年目)

Q1 この診療科を選んだ理由(魅力ややりがい)を教えてください。
 元々病理学に興味があり、学生時に病理診断学講座に通っていました。そこで働いている先生方が非常に親切かつ魅力的で、医局の雰囲気もよかったので選びました。
Q2 専攻医として過ごしてみて、専門研修プログラムの内容、診療科の指導体制や環境、雰囲気はいかがですか?感想を教えてください。
 プログラム開始直後より、病理医としての基本的な業務の多くを行います。当然分からないことだらけですが、熟練した指導医から直接指導を受けられ、質問・相談も気軽に行えるため、充実した研修を行える環境と思います。
Q3 実際に専門研修をする中で、この専門研修プログラムを選択して良かったと思うポイントを教えてください。
 個々の希望に合わせて柔軟に対応出来る点で、自分は大学院での研究活動も並行して行えました。外勤は常勤医のいる医療機関のため、最初の内も安心です。専門医取得の際に剖検経験数がネックになりやすいですが、優先的に経験させてもらえます。

放射線科専攻医からのメッセージ

放射線科  
丹内 秀典 先生
(卒後8年目)

Q1 この診療科を選んだ理由(魅力ややりがい)を教えてください。
 研修医の頃にたすき掛けで出会ったある主治医の先生に、「昨今は一人の患者に対し一人の主治医が責任をもつだけでなく、横断的な科の重要性が高くなってきている」と教えていただいたことがありました。理系出身の再受験だった自分が何に取り組むべきか考えた時に、画像診断という科学技術に支えられた横断的分野で患者や主治医を助けることができるようになりたい、と思ったのが放射線科を選んだ理由です。
Q2 専攻医として過ごしてみて、専門研修プログラムの内容、診療科の指導体制や環境、雰囲気はいかがですか?感想を教えてください。
 読影室には全ての放射線検査画像が集まってきます。直接患者さんに対面してはいませんが、だからこそフラットに判断することができ、複数の読影医師が一つの画像所見について議論したり、場合によっては主治医の先生方とも相談したりなど、診療の方向性が適切に進むよう努める雰囲気があります。本からだけでは得られない知識も多く、日々勉強になっています。
Q3 実際に専門研修をする中で、この専門研修プログラムを選択して良かったと思うポイントを教えてください。
 放射線科では様々な画像の読影、核医学、IVR, 放射線治療と研修しなければならない領域が広範囲にわたりますが、当科には全ての領域の研修を行う十分な症例数があります。基幹となる放射線科専門医、診断専門医・治療専門医のほか、各領域のサブスペシャリティの専門医資格も取得可能です。2022年度には核医学専門医を取得できました。

麻酔科専攻医からのメッセージ

麻酔科  
杉本 理 先生
(卒後6年目)

Q1 この診療科を選んだ理由(魅力ややりがい)を教えてください。
 麻酔科医の仕事は飛行機のパイロットに例えられることがあります。離陸と着陸は手術を受ける患者の意識消失と覚醒であり、麻酔科医はその間、バイタルを自由自在に操り患者の安全に努めます。研修医の時にこの楽しさに触れ、麻酔科を志望しました。
Q2 専攻医として過ごしてみて、専門研修プログラムの内容、診療科の指導体制や環境、雰囲気はいかがですか?感想を教えてください。
 当科にはペインクリニック専門医や心臓血管麻酔専門医、集中治療専門医など様々なスペシャリストが在籍しています。専攻医に向けた勉強会などもあり、指導を物足りないと感じることはありません。
Q3 実際に専門研修をする中で、この専門研修プログラムを選択して良かったと思うポイントを教えてください。
 麻酔科専門医の取得には心臓手術や小児手術、帝王切開の麻酔など、特殊な症例の麻酔経験が一定数必要となりますが、富山大学の研修プログラムではそれらを無理なく経験することができました。