富山大学附属病院 総合がんセンター

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通院治療センター

薬物療法を受けるがん患者さんのQOL向上のために、通院治療センターを設置し、積極的に外来通院治療を行っています。センターでは、専任看護師、薬剤師、管理栄養士を配置し、患者さんができるだけリラックスした状態で点滴治療を受けていただけるよう、明るく静かな環境作りを心掛けています。

通院治療センター写真 通院治療センター写真

通院治療センターについて

これまで、がん薬物療法は、入院して治療を行う事が一般的でした。最近になり、抗がん剤特有の吐き気や怠さに対する薬剤や対処が進歩し、外来通院で治療を行うことができるようになってきました。ただし、外来で安全に化学療法を行うためには、がん治療を専門とするスタッフの手助けも必要となります。
このような需要から、当院でも2006年に通院治療センターが設立され、センターを利用する患者さんは年々増えています。これに対応するため、2023年7月より8台のベッドと22台のリクライニングチェアの計30床に増床しました。

看護師によるサポート

患者さんにとって安全・安楽・確実な治療を実施すること、看護の専門性を発揮し最良のケアを提供することを目指し、日々患者さんと関わっています。通院で継続した治療受けられるよう治療と日常生活、仕事との両立を考えたセルフケアの提案を行っています。

薬剤師によるサポート

外来での化学療法を安全に実施するためには副作用の管理が重要です。薬剤師は医師、看護師等と協同して安全に化学療法が実施できるようにサポートしています。当院の特色としては薬剤師3名が常駐して業務を行っていることが挙げられます。薬剤師は主に処方の内容確認、薬剤の準備、患者さんへの服薬指導を行っています。
また近年私たちは患者さんのかかりつけ薬局との情報共有を積極的に行い、より安全に外来化学療法が実施できるような取り組みも行っています。

管理栄養士によるサポート

治療を行っていく上で体力は一番大切であり、栄養と運動は重要な役割を担います。その中で「食の楽しみ」を持ちながら、日々の食生活の中で患者さんに合わせた栄養相談を治療中の時間に行っております。がん専門資格を有する管理栄養士が「続けられそうな栄養方法」を一緒に考え、サポート致します。なお栄養相談は、当日予約制になりますが、ご家族・ご友人などご一緒に相談頂けますので、お困りごとございましたらぜひお近くのスタッフまでお声かけ下さい。管理栄養士が対応させて頂きます。

治療の流れ

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