腎移植外来について

1.腎移植外来について

富山大学附属病院では、平成28年3月より『腎移植外来』を開設いたしました。腎移植を受けられた患者さんと献腎移植を待っている慢性腎不全患者さん、新規で希望される患者さんが対象です。腎臓内科・泌尿器科の専門医と各診療科の専門医に加え、レシピエントコーディネーター(看護師)や薬剤師らが協力して、腎移植後や献腎移植待機期間の診療を行います。

2.腎移植後の患者さんへ

腎移植後は免疫抑制療法を行うため、定期的な外来通院が必要です。移植腎を長持ちさせるためには、定期的な検査に加え、適切な服薬、感染予防、生活習慣病予防(適切な食事)などが重要です。腎臓内科・泌尿器科の専門医、看護師、レシピエントコーディネーター、薬剤師、社会福祉士らが腎移植後の治療、療養、社会復帰などについてサポートいたします。診療は、火曜日、金曜日の腎臓内科の外来内で行われます。

3.献腎移植を待っている患者さんへ

献腎移植を希望され、移植施設として富山大学附属病院に登録されている患者さんが対象です。献腎移植希望の登録更新には、少なくとも年に1回は当院への外来受診が必須です。慢性腎不全で透析を受けている患者さんには、心血管障害、感染症、悪性腫瘍などを併発している方が多いです。献腎移植を安全に受けていただくためには、少なくとも年に1回は当院に受診いただき、ご病状について診察、評価をさせていただきます。また、待機期間中の体調管理や定期検査についてアドバイスいたします。

4.新規に献腎移植の登録を希望される患者さんへ

富山大学附属病院で献腎移植の新規登録を希望している患者さんが対象です。
現在通院中のご施設で別記のレシピエントサマリーを全項目記入頂き、医療機関を通じて当院の医療福祉サポートセンターへ受診依頼をしてください。受診後、サマリーの記載内容を元に適応を検討いたします。判定結果は後日郵送にて通知いたします。

5.腎移植外来、新規に献腎移植の登録を希望される患者さんの受診方法について(完全予約制)

腎移植外来は、完全予約制となっております。

(1)当院の受診を希望する患者さんは、紹介元医療機関(透析を受けている医療機関)を通じて、受診依頼をしてください。予約日の日程調整をいたします(原則は火曜日の午後にお願いいたします)。
(2)紹介元医療機関は、医療福祉サポートセンターへ診療予約依頼ください。
(3)紹介元医療機関は、受診希望者に予約日をお伝えください。

6.必要様式

◆献腎移植を待っている患者さんをご紹介の場合

  • ① 地域連携枠専用診療予約申込書(ExcelPDF
  • ② 診療情報提供書
  • ③ 腎移植待機者のチェックシート(ExcelPDF

※事前にファックスいただき、本紙は、診療情報提供書に同封ください。


◆新規に献腎移植の登録を希望される患者さんをご紹介の場合

  • ① 地域連携枠専用診療予約申込書(ExcelPDF
  • ② 診療情報提供書
  • ③ レシピエントサマリー(WordPDF

※事前にファックスいただき、本紙は、診療情報提供書に同封ください。