初期研修プログラム


当科の特色


血液内科は抗がん剤治療のプロフェッショナルです!
 血液内科の領域では、抗がん剤治療や分子標的療法が目覚ましく進歩しています。白血病やリンパ腫などの血液がんは、手術なしで治癒させることができる数少ないがんです。抗がん剤でがんを治す、この感動を体験して下さい。

抗がん剤の副作用について学んで下さい!
 抗がん剤治療には副作用があり、治療の継続が困難になることもあります。治療を成功させるポイントは、副作用のマネジメントです。当科で抗がん剤の副作用について学んで下さい。その知識はどこの科へ進んでも役に立ちます。



研修の魅力


親身な直接指導
 それぞれの患者さんには担当医が決まっていますので、担当医から具体的で親身な直接指導を受けながら、診療に関わってもらいます。まずは 2、3症例、余力と意欲があれば5、6症例を受け持ちます。

豊富な手技体験
 血液内科で重要な手技といえば、もちろん骨髄穿刺・生検です。この検査が血液疾患の診断の第一歩です。シュミレーターで練習した後は、すぐに実体験してもらいます。わずか 1ヶ月で習得した研修医もいます。

盛んな学会活動
 地方会での症例発表など、学会活動への参加を積極的にサポートしています。また、日本血液学会などにおける上級医や大学院生たちの研究発表に参加することも可能です。



到達目標


・診断に至るまでに行われた検査所見を説明できる。
・診断に至った根拠を説明できる。
・行なわれている治療がどのようにして選択されたのか、そのエビデンスを説明できる。
・行われている治療で予測される副作用を説明できる。
・予測される副作用にはどのように対応すべきか説明できる。
・予測される予後を説明できる。
・患者さんの社会的な背景や家庭環境を説明できる。
・骨髄検査の適切な手順と起こりうる合併症を説明できる。



週間スケジュールなど



・朝のカンファレンスでは新入院患者をプレゼンテーションします。
・血液カンファレンスでは受け持ち患者についてディスカッションします。
・教授回診では受け持ち患者についての質疑応答があります。
・抄読会・症例検討会では、最新の論文や担当症例を発表します。