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地域医療連携セミナー

第55回地域連携研修会を開催しました

第55回地域連携研修会を開催しました

 先日、2019年3月14日(木)19時より、第55回地域連携研修会が本学、多目的研修室にて開催されました。今回は、本学附属病院 眼科と耳鼻咽喉科の合同開催とし、4名の先生方にご講演いただきました。
 当日は、近隣の連携病院、連携診療所の先生方や学内の職員など合計61人の参加があり、大変有意義な研修会となりました。講演内容は以下の4演題です。

「涙嚢鼻腔吻合術の治療成績」 
  耳鼻咽喉科 助教 舘野 宏彦
「乾燥羊膜を用いた眼表面疾患の治療」
  眼科 診療講師 宮腰 晃央
「富山大学発の中耳加圧装置」
  耳鼻咽喉科 教授 將積 日出夫
「眼科の最新治療」
  眼科 教授 林 篤志

 舘野先生のご講演では、涙嚢鼻腔吻合術について、本学で新しい手術法を開発し、眼科と耳鼻咽喉科が協力して行うことにより、治療成績が向上しているとご紹介いただきました。
 宮腰先生のご講演では、羊膜の使用方法の説明があり、乾燥羊膜は感染症の発生がほとんどなく、治療成績も上がっているとご紹介いただきました。また、この季節に多いアレルギー性結膜炎(春季カタル)の治療方法についてもご説明いただきました。
 將積先生のご講演では、メニエール病の治療に有効な新しい治療法「中耳加圧治療」について、本学での「中耳加圧装置」の開発までの道のりや、昨年の9月より保険収載(準用)され、確実に治療効果を上げていることをご紹介いただきました。
 林先生のご講演では、手術器具や手術装置の進歩による眼科手術の実態をご紹介いただきました。3Dビジュアルシステムを使用した新しい手術方法が紹介され、実際の手術映像を3D眼鏡で見ることができ、大変有用な機会でした。
 連携病院、連携診療所の皆様におかれましては、治療の対象となる症例があれば、是非とも、本学の眼科、耳鼻咽喉科へご紹介いただければと思います。
 また、今回は2診療科での合同開催としましたが、参加された方からは「関連する診療科の合同開催は大変有用である」「魅力的な形態である」等のご意見をいただき、好評でした。今後も、このような参加者に喜ばれる研修会を企画していきたいと思います。
 なお、第56回地域連携研修会は、2019年5月27日(月)19時より、富山大学附属病院 総合臨床教育センター2階『多目的研修室』にて開催されます。担当は、医療安全管理室、医療福祉サポートセンターです。日本専門医機構認定共通講習:医療安全の単位の取得もできますので、ぜひご参加をお待ちしております。
 『連携登録医制度』への登録希望、当院の電子カルテ情報を参照出来る『地域医療連携システム』への登録を希望される先生方におかれましては、当院医療福祉サポートセンターへ御連絡いただければ幸いです(renkei@med.u-toyama.ac.jp)。

 

第55回地域連携研修会
第55回地域連携研修会
第55回地域連携研修会
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