富山大学附属病院呼吸器外科
富山大学附属病院呼吸器外科

研修医・学生のみなさんへ

外科医を目指す研修医や学生さんへ

 がんを切除する外科は自分の手によって、がんのある状態(死に続くレール)からがんのない状態(生が続くレール)に、たった数時間で路線を切り替えることのできる、大変やりがいのある仕事です。その中で呼吸器外科は、“臓器別死亡数の第一位である肺がんの切除を行う”という、最も社会から必要とされている外科分野です。一方で緊急手術は殆どなく、手術時間は3時間程度と、Quality of life (QOL)を保ちながら診療を続けられるメジャー外科であると言えます。

 QOLは大切ですが、技術の向上やステップアップは医師の将来に重要です。定期的なラボでの技術実習、学会活動や研究活動を行うことは、医師の実力を向上させます。特に大学院で研究を行うことは、病態の生物学的な理解を飛躍的に向上させ、今この患者の体内で何が起きているのか、臨床での深い洞察に繋がります。そして研究成果を論文化することで世界に認められ、新しい術式や治療法の開発、ひいては海外への留学の道が開けます。

 ロボット技術やバイオエンジニアリング、新規創薬が外科治療に密接に関係してくるこれからの時代、呼吸器外科医もサイエンスを学ぶ必要があります。富山大学呼吸器外科では、QOLを重視した効率的な職場環境で、最先端の臨床とともに研究分野にも精通した“Academic Surgeon”を育成しています。

興味のある方は、下記までお気軽にご連絡ください。

tsuchiya@med.u-toyama.ac.jp

または

knaoya@med.u-toyama.ac.jp (教育担当)