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今月の診療科

今月の診療科 バックナンバー(光学医療診療部)

今月の診療科
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光学医療診療部 光学医猕診掀都准教 投藤浪斗

 光学医療診療部は、内視鏡検査室4室、X線検査室1室となりました。また、できる限り患者さんが利用するスペースを広く取り、安心して検査・治療が受けられるようにしました。当診療部は、のど・食道・胃・十二指腸・胆膵・小腸・大腸といった消化器と、気管支・肺といった呼吸器の病気を診断・治療するところです。この多岐にわたる分野の診療に対応するため、当院では複数の診療科(第1内科、第3内科、和漢診療科、第1外科、第2外科)の医師と内視鏡スタッフが日々の診療を行っています。

最新の医療機路がならぶ内視鏡透視室

高い技術とバックアップ体制で実現する高度な治療

 内視鏡医療は常に新しい技術が開発され、複雑・高度化しています。代表的な例としてあげられるのが早期がんの低侵襲治療である内視鏡的粘膜下層剥離術です。特に食道や大腸の治療は難易度が高く、県内でも治療できる病院は限られています。このような高度な医療を行うには、関わるスタッフ全員の高い技術と外科のバックアップ体制が必要です。
 また、当院では高度の内視鏡検査・治療が多いという特徴がありますが、患者さんにはその必要性・危険性については担当医が十分な説明を行わせていただいています。しかし、患者さんごとに起こりうる危険性が違ってくるため、もし検査・治療に心配な点がございましたら当診療部までお気軽におたずねください。 

時代を担う技術者が未来をつくる

 近い将来、内視鏡医療へのニーズがますます高まると予想されます。当診療部では、常に新しい内視鏡医療を多くの患者さんに提供できるように、消化器内視鏡専門医・指導医18名、呼吸器内視鏡専門医・指導医5名が在籍しています。多様化・専門化する内視鏡検査や治療に対応するため、それぞれの専門医が自らの得意分野に研きをかけ診療に当たりながら、次の時代を担う後進の育成にも力を入れています。また、ますます専門性が必要とされる内視鏡介助のプロフェッショナルである内視鏡技師の充実も図っています。今後ともスタッフ一同で、よりよい内視鏡医療を提供するために努力を続けてまいります。