挨 拶
脳神経内科のカバーすべき領域は広く、これは文字通り中枢である脳が全身をあまねく制御しているからにほかなりません。
疾患であれば、脳血管障害、脳炎といった神経救急疾患、パーキンソン病、認知症などの神経変性疾患、多発性硬化症、CIDPなどの免疫性神経疾患、神経症候を呈する多くの内科疾患も守備範囲です。
富山大学脳神経内科は2005年に創設された歴史の浅い教室です。診療においては初代田中教授、高嶋准教授のご指導もあり全国レベルの神経内科専門医が次々育っており、
まだまだ小さな医局ですが皆が力を合わせて富山県全域～近隣県の神経内科医療に貢献すべく、研修医や医学生の教育にも熱心に取り組んでいます。研究においては研究室が整備され、
ソフト、ハード面が整い走り出したところで、未知にあふれる脳神経内科学に光を放つ存在になるべく前向きに研究にも取り組んでいます。2023年度からは中根准教授も加わり一層診療・
研究・教育の充実・向上を目指してゆきたいと思います
当教室は若い教室であるがゆえに、自由度の高い、明るい教室であります。主体性を尊重し、最もリベラルな教室であることを目指して、各人が総合的診療のできる脳のエキスパートに、
一方では富山県の枠に収まらず日本全国や海外に飛び出してゆく脳神経学者を輩出できるよう全力で取り組んでおります。