難病医療支援室

平成29年度難病医療従事者研修会開催しました。

平成29年度難病医療従事者研修会開催しました。

平成29年12月7日(木)、ボルファートとやまにおいて平成29年度難病医療従事者研修会を開催した。
今回は、コーラルクリニック院長 石垣 泰則先生を講師にお迎えし、「神経難病の在宅医療の現状と課題」と題して講演が行われ、多数の医師、看護師及びソーシャルワーカーの参加があった。
在宅医療とは、点と点を線で結び(医療・介護連携)、面とする医療(地域包括ケア)であり、その中で神経難病の特性として、患者・家族、介護者の精神的肉体的負担が大きいこと、また、患者の生き方に添った治療を行うことが患者及び家族の安心・満足につながること等具体的な事例を通し学ぶことが出来た。
難病患者の在宅医療の特殊性として、食事の時間に訪問し摂食の場面を観察すること、嚥下障害の診察は口の中の視察から始まること等、患者・家族の生活スタイルに合わせた関わりの重要性を感じた。
また、患者の病状説明時に悪いニュースをどのように伝えるかについては
 ・患者がそれを求めるならば、情報を差し控えてはならない
 ・患者がそれを求めないならば、情報を強要しない
 ・伝える内容が残酷であっても、伝え方が残酷であってはならない
という3つの言葉が心に残り、病状の進行予測を患者に知らせることで、次の介入につながり早期の対応が必要であることを改めて考えさせられた。
明日からの実践につなげる意義のある講演であった。

平成29年度難病医療従事者研修会

熱心にご説明される石垣先生

平成29年度難病医療従事者研修会

多数の参加者が聴講

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