富山大学附属病院 総合がんセンター

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小児腫瘍センター

診療体制・業務内容

小児がんを専門とする小児科医を中心に、小児科以外の各領域の専門医師と共同で、小児がんに対する標準治療と高度医療を提供いたします。

小児がんとは

本邦における小児がんの発生数は年間2000~2500人と見積もられています。発生数だけ見ると少なく感じると思いますが、現在の20歳代において700人に1人は小児がん経験者だと推定されていますので「それほど稀ではない」との見方もできるかもしれません。 小児では、肺がん、大腸がん、胃がん、乳がんなどの成人によく見られるがんは極めて稀です。小児がんの内訳としては、白血病が3割強、脳腫瘍が2割を占めており、その他には神経芽腫、リンパ腫、骨軟部腫瘍、胚細胞性腫瘍、肝芽腫、腎芽腫などがあります。小児がんは発症時に周辺や全身に広がっている場合が多いのですが、そのかわり抗がん剤がよく効きます。病気の種類によって治療法は異なりますが、白血病では抗がん剤治療、固形腫瘍では強力な抗がん剤治療、手術、放射線治療により治癒を目指します。一部の症例では同種造血幹細胞移植(骨髄移植、末梢血幹細胞移植、臍帯血移植)を行います。

小児がん治療中の支援

小児がん治療では、成長発達を促すべき小児期に数か月あるいは年単位での入院加療を要することが多いため、生活や学習の支援がとても大切です。当院では、乳幼児の遊びの支援、学童の治療支援、心理的支援のために病棟保育士やチャイルド・ライフ・スペシャリスト(米国の認定資格)、心理師が常勤しています。小児専任の薬剤師や栄養士、ソーシャルワーカーも勤務しています。また、長期入院により学習の機会が絶たれないように、小・中学校の院内学級が設置されています。 小児がんを有する子どもでは、疾患自体の直接の影響や抗がん剤や放射線による合併症が生じることがありますので、心臓、神経、内分泌・代謝といった様々な小児医療の専門家の診療も必要となります。小児科学講座ならびに富山大学附属病院の関係各科の総合力で対応します。

特徴・特色

  • 当院では白血病、リンパ腫などの造血器腫瘍、小児脳腫瘍、胸腹部固形腫瘍(神経芽腫、肝芽腫、腎芽腫、胚細胞性腫瘍など)、骨軟部腫瘍(骨肉腫、横紋筋肉腫、ユーイング肉腫)などのあらゆるタイプの小児がんに対応します。
  • 同種造血細胞移植を行います(骨髄移植、臍帯血移植、末梢血幹細胞移植)。
  • 無菌病床(個室が3部屋、4床室が2部屋)を完備しています。
  • 小児がんはいずれも少数のため、治療成績の向上には全国規模の多施設共同試験が必要です。当院では日本小児がん研究グループ(JCCG)に積極的に参加しています。

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