臨床腫瘍部ブログ
2024.03.11
人口問題(少子高齢社会)について考えてみました
人口問題(少子高齢社会)
日本の人口は2004年12月をピークにいよいよ減少傾向に入ったという。
明治維新以来、一貫して上昇してきたが、少子化が急速に進み減少に転じたようである。
1964年生まれの私は戦後の高度成長時代に育ち、小学1年生のクラスは7クラスくらいでやたら人が多かった。
それが1990年代のバブル崩壊とともに経済の低迷、少子化に向いてきたようだ。
しかし、人口停滞は巷で言うほど悪いことなのだろうか。
日本の人口増加
図1に見るように、1900年代の日本の人口増加は異常なほどで、明治維新以来の100年余りで4倍ほどの人口増である。
いくら何でも際限なく人口が増えれば、食糧問題、住宅問題など多くの問題を抱えるだろう。
実際、高度成長期には公害をはじめとして多くの社会問題が目白押しだった。
世界の人口増加
一方世界では一直線に人口増加が続いており(図2)、それこそ多くの深刻な問題が発生しているように思う。
最近の風潮としては持続可能(SDGs)や一人一人を大切にする社会がうたわれている。
こうした社会を達成するには人口増加社会ではかえって難しいように思う。
人が少なくなってくるからこそ、一人一人が大事にされて、みんなが幸せになる国になることを祈っています。