臨床研究管理センター長挨拶
富山大学附属病院では2014年12月の「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」制定にともない、2015年7月に臨床研究(治験・受託研究・自主臨床研究・先進医療等)を一括して取り扱う臨床研究推進センターを設立いたしました。以来、私たちは研究者の方々には研究の立ち上げから実施までの支援をシームレスに行い、患者様には安心して臨床研究に参加頂ける環境をつくるべく、研究に係る支援依頼窓口の設置、臨床研究に対するモニタリング・監査の体制整備、橋渡し研究のシーズ公募等の活動をしてまいりました。2016年12月に臨床研究推進センターは新たなスタッフを迎え、治験、臨床研究支援、外部連携、研究倫理、非臨床研究などの担当部門を備え臨床研究管理センターとして再出発いたしました。臨床研究を取り巻く環境が大きく変化しつつある昨今、富山大学および附属病院において研究倫理の観点から適正でかつ学術的に質の高い臨床研究が実施されること、さらにこれら研究に基づく情報発信を通した社会貢献を支援することを目標とし活動をつづけてまいりたいと思います。
臨床研究統括 教授挨拶
2019年3月1日付で着任でいたしました中條と申します。前任地の国立国際医療研究センターでは、私自身の専門分野である糖尿病に関する様々な臨床研究(特定臨床研究、多施設データベース研究、再生医療等に関わる臨床試験など)に携わってまいりました。現在、臨床研究法の施行をはじめとし、臨床研究を取り巻く環境は激動の時代に突入しています。それに対応すべく、ナショナルセンターでの経験を活かして富山大学のあらゆる分野での臨床研究の活性化・支援を行って参ります。垣根のない臨床研究相談・支援体制に向けての基盤整備、特定臨床研究やデータベース研究に対応すべく電子的データ登録システム(EDC)の構築に注力しつつ、大規模な研究のみならず若手医師・研究者が気軽に研究を立ち上げ、業績を挙げられるような気軽な情報共有もできればと思っています。富山大学の特色ある医療分野や医療技術を活かした活発な臨床研究のアウトプットを通して、北陸の医療の発展に貢献できるよう邁進していく所存ですので、何卒よろしくお願い申し上げます。
臨床研究支援事務業務統括 特命教授挨拶
2019年10月より着任いたしました寺元剛と申します。 前職の北海道大学では、主に大学全体の臨床研究の管理、監視とともに臨床研究に関する教育啓発に携わってまいりました。 研究活動においてアカデミアが果たす役割は大きく、臨床研究の分野においても例外ではありません。さらに、医薬開発、医師主導治験など、一層アカデミアの業績が注目されてきているように感じております。一方で、臨床研究に関連する複雑な規制環境は臨床研究の活性化を阻む要因であることも事実です。 是非、研究者の皆様とともに富山大学での特色ある研究の促進とともに、臨床研究の品質向上と活性化に向け力を尽くしてまいりたいと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。