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女性医師支援室

勤務継続支援

 出産後勤務復帰した女性医師にとっては、一時的な当直の免除や勤務時間の配慮があったとしても、出産前と同様の就労環境は、極めて重圧となります。医師不足で回らない周産期医療の現場においては、女性医師は、その環境に心身ともに疲弊して仕事を辞めていく現状にあります。女性医師のスムーズな職場復帰と勤務継続は、女性医師の臨床現場定着を図る上で必須かつ緊急に取り組むべき課題です。また、女子医学生や研修医が専門分野を選択するにあたって、周産期医療は敬遠されがちであり、これは、将来的にキャリアと育児を両立することが極めて困難な就労の現状であることに他なりません。また、他県出身の女子医学生は、結婚後も育児とキャリアを両立できるように、当大学卒業とともに地元の病院へ勤務することを選択し、富山県からの医師流出の原因の一つになっています。
 現在、本院では、育児に携わっている女性医師は、小児科で3名、産婦人科で3名います。また、出産し、今後勤務復帰する女性医師は、小児科で2名、産婦人科で4名となっています。

 大学病院として、産休・育休後に女性医師が身体的、精神的に無理なく臨床へ復帰し、長期間にわたり育児と仕事の両立が可能となるように、短時間労働プログラム体制の整備、及び関連診療科連携により、育児の状況に合わせた勤務日数、勤務条件の柔軟な運用を図ります。短時間勤務・当直免除・残業免除など柔軟な勤務制度を導入したプログラムを提供します。

【育児短時間労働プログラムの例】

  1. 1日4時間勤務
  2. 1日5時間勤務
  3. 週3日勤務
  4. 週2日半勤務
  5. 週20時間~25時間勤務

育児支援

 勤務復帰する女性医師にとって、育児支援は欠かせない支援の1つです。本院は、平成19年10月に附属病院保育所を設置し、現在、小児科1名、産婦人科1名の女性医師が利用しており、本年度に復帰する予定の4名の産婦人科医も利用する予定です。しかし、その女性医師にとって一番要望の高い、病児・病後児保育については、人的・設備的な面で現在の保育所内に設置することは困難な状況にあります。そこで、大学病院内に病児保育室を設置し、女性医師の子供が熱発などで急に体調を崩した時や病気回復期の子供を預けられるように配慮し、安心して勤務できる環境を提供します。
 また、夏休み期間などの学童保育の援助や、学会やセミナー参加時の乳幼児保育の援助を行うためのベビーシッタープーリングシステムを構築します。

復帰支援

 出産によって一時臨床現場から離れた若手女性医師に対して、医療技術トレーニングシミュレーター備品を揃えるとともに、復帰支援プログラムを開発、構築し、教育指導体制の充実を図ります。
 また、復帰後、セミナー等に出席の際、ベビーシッタープーリングシステムを活用し、研修の間の保育を任せることにより、各地で開催される種々のセミナー、研修会に女性医師が積極的に参加し、臨床のブランクを取り戻せるように支援していきます。

【メニター制度】

女性ドクター復帰に際し現場のドクターがメニターとなり、一対一で復帰に関する相談を行い、復帰後も仕事についての相談にのるメニター制度により、復帰後スムーズに職場に戻れるように支援します。

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