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メッセージ

富山県周産期医療の一層の充実と発展に貢献する

富山大学附属病院長 塚田 一博

 近年、周産期医療は医療のための人材確保が儘ならないことによって生じた危機的状況が社会問題となっておりますが、安全で良質な周産期医療の提供は医療機関としての大学病院の役割からすると依然として大きな課題であると言えます。また、富山県における周産期医療は現場医療者の献身的活動により何とか維持されている、と言っても過言ではありません。このような状況から、本学附属病院に対する周産期医療の充実、拡大および医療スタッフの育成に向けた各界からの要望は、極めて大きなものとなっています。
 本院では病院再整備計画のもとNICU/GCUの設備を拡充(NICUは12床、GCUは10床)して、新生児乳児外科治療部門を新設するなど、診療体制の充実を図っております。大学病院および地域の周産期医療が負のスパイラルに陥ることなく、また現在の診療体制を維持するだけでなく、さらに進歩・発展の時代を創出するために、新たな人材を育成する工夫を重ねております。私達は、本プログラムを通じて、周産期医療に貢献できる優れた医療スタッフを育成し、社会のニーズに十分応えることを目指しています。熱意に燃えた多くの若手医師が、本プログラムの中核として参加してくれることを期待しております。

総合力の高い周産期医療人育成を目指して

周産母子センター長 吉田 丈俊

 周産期医療体制の課題を考えるとき、新しい人材の育成と体制の維持・向上、すなわち若手医師・女性医師の育成と就労支援が必要となってきます。本プログラムでは、教育研修制度の充実はもとより、子育て中の女性医師が学会や夜間の研修会へも出席できる環境づくり、教育にあたる専門医の増員・充実、施設および就労環境の整備・充実を重要な課題と考え、計画案に盛り込みました。
 総合力の高い周産期医療人育成のためのプログラムとして、周産期専任医師養成コースでの高度の新生児医療をマスターした医師の養成、重症の母体合併症や胎児異常症例に対して高度の医療を行なえる人材の育成、周産期医療習得コースでの軽~中等症の新生児管理を行える医師・産科医の育成など、周産期医療の安全に多角的に寄与する人材の育成を目指します。
 さらに学生や初期臨床研修医で周産期医療に関心のある人を対象に「あかちゃん倶楽部」を設立し、周産期医療の現場を体験していただいています。周産期医療の素晴らしさ、やり甲斐などをぜひとも体得していただき、優れた医療人となるよう大学をあげて支援いたします。できるだけ多くの若手医師が本プログラムに参加していただけることを祈念しています。

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