緩和ケアマニュアル
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睡眠衛生指導薬物療法◇睡眠衛生指導と薬物療法の例睡眠時間は人それぞれ眠くなってから床に就く眠りが浅いなら,むしろ遅寝・早起きに光の利用昼寝は30分まで入眠障害中途覚醒昼夜逆転■配慮すべき状態・せん妄リスクが高いとき:せん妄の薬物療法に準じる.・肝障害:ロラゼパムを眠前に使用・腎障害:エスゾピクロン,ラメルテオンなど■内服ができないとき・ハロペリドール 5㎎ 0.5A+生食100㎖ 眠前点滴・ヒドロキシジン 1A筋注(せん妄注意)・アセナピン 5㎎ 舌下錠 1錠×1回/眠前時間にこだわらない歳をとると睡眠時間は減る眠ろうと意気込むと,よけいに頭がさえる寝床で長く過ごすと,熟眠感が減る日中は日光を取り入れる15時前までがよいエスゾピクロン(1㎎)2錠×1回/眠前デエビゴ(5㎎)1~2錠 1回/眠前ブロチゾラム(0.25㎎)1錠×1回/眠前(せん妄注意)エスゾピクロン(1㎎)1錠×1回 中途覚醒時ラメルテオン(8㎎)1錠 1回/眠前*継続投与が必要72

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