緩和ケアマニュアル
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STEP3*3~7日で効果判定 ケア ・安楽な体位:セミファウラー位,患者の好む体位,      褥瘡発生に注意・排便コントロール・日常生活の援助:生活しやすい環境の整備         ゆったりした衣類・緊満した皮膚のケア:保湿剤の塗布,感染防止・下肢浮腫に対するケア(浮腫の項参照):       入浴,足浴,マッサージ,下肢挙上・食事の工夫:食べやすいものを少量ずつ摂取する・温罨法・治療の副作用,合併症の予防,早期発見・輸液量に関する医師との話し合い腹腔穿刺(効果は一時的)1~3ℓ/回のドレナージを症状にあわせて施行.蛋白の喪失を助長し腎血流量を低下させ,腎不全合併の危険あり.*適宜電解質・腎機能を評価し,必要があれば補正する.*状態や状況によって,腹水濾過濃縮再静注法(CART)や腹腔―静脈シャントなどの特殊治療の適応も検討する.63

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