緩和ケアマニュアル
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STEP1STEP2STEP3◇処方例*腎機能障害時のオピオイドについては,モルヒネに代えてヒドロモルフォンの使用を考慮する.定期投与ベタメタゾン錠(効果と副作用・予後のバランスを考える)① 漸減法4~8㎎/日を3~5日間投与,効果の維持できる最少量に漸減(0.5~4㎎/日),効果がない場合は中止② 漸増法0.5㎎/日から開始し,0.5㎎ずつ4㎎/日まで増量,3~7日毎に評価モルヒネ 少量から開始(経口で10~20㎎/日,注射で5~10㎎/日),呼吸数≧10回/分で傾眠の許容範囲で,苦痛が緩和されるまで,20%ずつ増量,1~2日毎に評価STEP2に追加して,アルプラゾラム(0.4㎎)1錠×1~3回/日内服ミダゾラム2.5㎎/日持続静注から開始,眠気を許容できる範囲で5㎎/日まで増量意識が低下すれば中止呼吸困難時モルヒネ液2.5㎎内服モルヒネ塩酸基坐剤(5㎎)挿肛(10㎎)1/2個挿肛モルヒネ(10㎎)1/5A皮下注アルプラゾラム(0.4㎎)1錠内服モルヒネ液(経口モルヒネ1日量の1/6量)モルヒネ塩酸基坐剤(5㎎)挿肛(10㎎)1/2個挿肛47

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