緩和ケアマニュアル
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・1種類を十分量まで増量し,1週間ほどで効果判定する.効果がなければ他の薬剤に変更する.・痛みの性状をよく観察し,患者の希望やQOLに考慮した薬剤選択を行う(眠気を強くしたくないなど).d.鎮痛補助薬の使い方 適応となる状態神経叢浸潤・脊髄浸潤などで生じた,びりびり電気が走るような・しびれる・じんじんとする痛みを治療するとき ポイント・鎮痛補助薬の有効率は,40~60%であり,副作用(主に眠気)があるので鎮痛効果と副作用のバランスを取りながら処方する.38

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