緩和ケアマニュアル
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・便秘に対しては,マッサージ,温罨法,食事や姿勢の工夫なども効果がある.ただし,腹腔内の腫瘍の影響について事前に医師との相談しておく.・大腸刺激性下剤より浸透圧下剤を優先する.・下痢を生じたときの薬剤の中止,減量方法について事前に相談しておく.・排便についての看護記録は,回数ばかりではなく,他者も共通理解できる記載が望ましい.「兎糞状」「泥状」などの硬さの表現や,「片手半分」「小指1本くらい」など量の表現.また「ブリストル便形状スケール」の使用も良い. 目標  「排便が2~3日に1回が目安」30

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