緩和ケアマニュアル
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STEP2STEP3*3~7日で効果判定 目標  「嘔気がなく経口摂取できることを目標とする」・嘔気が一度出現するとオピオイド継続困難になることがあり,嘔気が予想される場合は予防投与を考慮する. (一律の制吐剤予防投与は推奨されない)・制吐剤は2週間で評価し,必要なければ中止する (長期投与は錐体外路症状出現のリスクがある). 難治性嘔気には 難治性の嘔気に対し,非定型抗精神病薬が有効.(例)オランザピン(2.5㎎)1錠×1回/日眠前*ただし,糖尿病の患者には禁忌であり,ペロスピロン(4㎎)1錠×1回/日眠前などの代用を検討する28オピオイドの減量オピオイドスイッチング作用機序の異なる制吐剤への変更・追加制吐剤の非経口投与(「4.消化器症状 ⑴ 嘔気嘔吐」の頁参照)

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