緩和ケアマニュアル
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STEPに関わらずSTEP1STEP2STEP3 突出痛の治療*1~3日で効果判定 目標  「突出痛の回数が1日3回以下になる」25放射線治療および神経ブロックの適応を考慮する骨転移の痛みには,放射線療法およびゾレドロン酸・デノスマブの適応を考慮するNSAIDs最大投与量まで増量する骨転移部の固定(コルセットなど)薬の切れ際の痛みの場合,定期処方を増量レスキューの正しい処方・量の調整を行う.・必ず速放性製剤を処方する.・反復間隔,1日最大投与回数を明示する.⇒設定された1日最大投与回数を超えて必要な場合は,痛みを我慢してもらうのではなく医師に連絡し指示を仰ぐ.レスキューの使い方の指導患者自身が使い方を習得し,早期に痛みに対応できるように援助する.自己管理が可能な患者には自己管理を推奨する.定期処方の増量・生活に支障のある眠気とならないように配慮しながら増量する.・オピオイドを20~30%ずつ増量する.

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