緩和ケアマニュアル
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*アブストラル舌下錠についての注意事項 【原則としてアブストラルの添付文書や注意事項を遵守する】・強オピオイドが定期投与されて持続痛が十分にコントロールされている症例の突出痛に対して使用する.・原則として下記のオピオイド量が投与されていること. ・塩酸モルヒネ徐放錠(MSコンチン錠)60㎎/日以上 ・オキシコドン徐放錠(オキシコンチンTR錠)40㎎/日以上 ・ヒロドモルフォン徐放錠(ナルサス錠)12㎎/日以上 ・フェンタニル貼付剤(フェントステープ)2㎎/日以上・定期オピオイド量にかかわらず1回100㎍から開始・30分後に効果確認し効果不良時は同一用量以下を追加投与可とする. a)           b)・追加投与が2~3回行われた場合には,アブストラルの増量を考慮し,200,300,400,600,800㎍の順に増量する.・前回の投与から2時間以上の投与間隔とする.・追加投与を除き1日あたり4回以下の投与とし,4回以上の投与が必要な時は定期オピオイド量の見直しを行う・アブストラル以外のレスキュー薬も併用指示する.・アブストラルの増量と定期オピオイドの増量は別々に考える.17

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