緩和ケアマニュアル
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 毎週,多職種でのカンファレンスで痛みを評価し「痛みの継続評価アセスメントシート」を記入し,治療計画・看護計画の見直しを行う.★がん性疼痛治療の4原則 ① 経口投与を基本とする ② 時間を決めて定期的に投与する ③ 患者に見合った個別的な量を投与する ④ 患者に見合った細かい配慮をする従来使用されていた除痛ラダー (必ずしも除痛ラダーに従わなくともよい)第1段階第2段階軽度の痛み軽度から中等度の痛み非オピオイド(NSAIDsやアセトアミノフェン)± 鎮痛補助薬★がん性疼痛治療の目標 第1目標 痛みに妨げられず夜間良眠できる 第2目標 安静時に痛みがない状態 第3目標 体動時にも痛みがない状態・患者が望む具体的な目標を必ず確認し,その上で患者とともにまずは現時点での実現可能な目標設定を行う.第3段階第4段階中等度から強度の痛み強度の痛み強オピオイド ・メサドン通常の強オピオイドで管理不良の際は緩和ケアチームにコンサルトを!   強オピオイド・モルヒネ  ・オキシコドン・フェンタニル・ヒドロモルフォン・タペンタドール少量の強オピオイドあるいは弱オピオイド     12

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