緩和ケアマニュアル
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7.レスキューの効果と副作用・レスキューの使用回数,効果と副作用をその都度確認し,記録する.・レスキュー回数が増加する場合,処方が不十分であるために追加の薬を必要とする“偽依存”と,特に不安などの感情的な苦痛に対処するための過剰な使用である“ケミカルコーピング”を区別し見極める.・適切にオピオイドの増量を行い,レスキュー回数が減れば偽依存.減らない場合は,使用薬剤の再検討とともにケミカルコーピングを疑い,不安などの原因に対応し,オピオイド依存を防ぐ.8.当院での痛みの評価・院内電子カルテ上に2種類の評価シートがある  痛みのスクリーニングシート  痛みの継続アセスメントシート・運用方法 入院時・がん性疼痛が出現したとき・がん性疼痛のコントロールが困難になった時に,「痛みのスクリーニングシート」を記入し,治療計画・看護計画を立案する.11

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