緩和ケアマニュアル
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4.痛みの分類と性状 侵害受容性   疼痛・オピオイド が有効神経障害性疼痛5.痛みの増強因子と軽快因子・患者と相談し,痛みが増悪する原因となるような刺激を避け,痛みを和らげる方法を取り入れる. 例えば,安楽な姿勢を取る,入浴,保温,マッサージ, 気分転換,趣味など.6.現在行っている治療の反応・現在行っている治療の反応を確認する.・適正な薬剤を指示通り使用しているか確認する.・治療の副作用(嘔気,便秘,眠気)を確認する.痛みの分類痛みの性状と治療薬 腹部腫瘤など局在があいまいで 鈍い痛み,ズーンと重い 骨転移など局在がはっきりした 明確な痛み,ズキッとする 《治療》 ・炎症の痛みにはNSAIDsが有効 ・突出痛に対してはレスキュー 薬の使用が重要 神経叢浸潤,脊髄浸潤など,び りびり電気が走るような,しび れる,じんじんする痛み 《治療》 ・鎮痛補助薬を検討 内臓痛 体性痛10

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