緩和ケアマニュアル
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STEP0STEP1STEP2STEP3治療◇処方例STEP0:オピオイドなど既存薬の増量STEP1:間歇的鎮静STEP2:調節性鎮静STEP3:持続的深い鎮静・オピオイドを使用中の時,呼吸数≧10回/分の範囲で,苦痛が緩和されるまで増量.・せん妄にハロペリドール投与中は,錐体外路症状などを生じない範囲で20㎎/日まで増量.・ミダゾラム0.5~1㎎/時間で持続静注・皮下注を開始し,呼吸回数≧10回/分を目安に調節.・ブロマゼパム坐薬(3㎎)1個を呼吸数≧10回/分なら1時間あけて4個/日まで可.・ミダゾラムを0.5~1㎎/時間で持続静注・皮下注を開始し,苦痛が緩和されるまで数時間毎に30~50%増量する.苦痛時に0.5~1㎎の早送りを行っても良い.・ローディングとしてミダゾラムを3~5㎎/時間で持続静注・皮下注を開始する.15~30分毎に深い鎮静が得られているかと全身状態を評価する.深い鎮静が得られない場合,数時間毎に30~50%増量する.苦痛時に0.5~1㎎の早送りを行っても良い.目標の鎮静レベルに達したら投与量を1/2~1/3に減量して継続する.135

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