緩和ケアマニュアル
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・循環管理 循環動態が不安定な場合,すみやかに専門家      へのコンサルトを行う.・薬物療法 下記のいずれかを用いる.2)は1)等の適      切な初期治療を行ってから投与する.1)ヘパリンNa注投与 初回5000単位もしくは80単位/㎏を緩徐に静注したのち,18単位/㎏/時を持続点滴静注.APTTがコントロール値の1.5~2.5倍になるように投与量を調節.簡易的に10,000単位/日程度の投与から開始し調整されることもある.2)エドキサバン60㎎×1回/日(体重60㎏以下orCcr<50㎖/minの時,30㎎×1回/日) ヘパリンNa注の持続注射中止4±1時間後に投与開始(ヘパリンNa注の投与が必須ではない)3)アピキサバン10㎎×2回/日1週間,その後5㎎×2回/日4)リバローキサバン15㎎×2回/日3週間,その後15㎎×1回/日・富山大学腫瘍循環器チームコンテンツも参照する. Google検索などで「富山大学 腫瘍循環器」で検索!・ガイドライン等を参照に診断と治療を行うが,対応困難な場合は専門家へのコンサルトを行う.98

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