緩和ケアマニュアル
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 4.患者自己管理鎮痛法:PCA   (Patient Controlled Analgesia)4.患者自己管理鎮痛法:PCA きに、患者自身で即座にるので、ベースとなる持 輸液ポンプに接続されたボタンを患者が必要なときに押(Patient Controlled Analgesia) すことにより,オピオイドや局所麻酔薬などを一定量投与輸液ポンプに接続されたボタンを患者が必要なときに押する方法.すことにより、オピオイドや局所麻酔薬などを一定量投与利点する方法。 利点 ・患者が痛みを感じたとき・患者が痛みを感じたとに,患者自身で即座にレスキューとして少量の薬レスキューとして少量の液を投与できる.薬液を投与できる。 ・設定した量しか入らない・設定した量しか入らなため安全(Lockouttimeいため安全(Lock out を設定できる).timeを設定できる)。 ・ドーズ回数が記録される・ドーズ回数が記録されので,ベースとなる持続投与量を評価する際に便続投与量を評価する際に利.便利。 ・専用ポシェットがあり,携帯しやすい・専用ポシェットがあり、携帯しやすい 欠点:PCA専用の機器が必要.医療者が取り扱いに習熟 している必要がある.薬液カセットが高価.欠点:PCA専用の機器が必要。医療者が取り扱いに習熟している必要がある。薬液カセットが高価。 投与経路:静脈内,硬膜外,皮下,くも膜下 投与経路:静脈内、硬膜外、皮下 レスキューの方法:レスキューの1回量は医師が設定す る.だいたいベース流量の1~2時間分が目安.レスキューの方法:レスキューの1回量は医師が設定する。だいたいベース流量の1~2時間分が目安。 95

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