緩和ケアマニュアル
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 5.その他○皮膚に浸潤する乳癌や皮膚病変に対し,浸出液の減少,臭気や醜形の改善,病変の縮小を目的とした照射が行われる.○2020年4月から脊椎転移,5個以内のオリゴ転移(少数遠隔転移)に対する定位放射線治療が保険適用となった.○頭頚部がんに対するQUADshot(14~14.8Gy/4回/2日/1コース,休止期間3~6週,合計3コース),節性・非ホジキンリンパ腫に対する4Gy/1~2回/1~2回など,より短期,低線量での照射も試みられている.○骨転移の疼痛緩和を目的とした非密封小線源治療としてストロンチウム89(メタスタロン注)が用いられていたが,2019年1月で販売中止となった.88

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