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病理の「理」は、理解の「理」 

手術中に短時間で病気を判断する、じっくり時間をかけて病気を研究する、 病理診断科は、病気理解の要です。

  「病理」という言葉を聞いたことはありますか?ちなみに「病」を「料理」するのではありません。私たちは、手術で取り除かれた病巣や内視鏡などで病変の一部を採取したものを顕微鏡などで検査して、病気の有無や病気の性格などを診断する役割を担っています。米国では“Doctor of Doctor”と呼ばれ、最終的に病気の本態を診断する“最後の診断医”とも言われています。つまり「病理」とは「病気」を理解、特定し、その対処を講じるための分野です。たとえば胃がんの場合、まず胃を内視鏡で見た時に病変が疑われ、その一部を採取し(「生検」と言い、生きた組織や細胞を採取して検査することです)、それががんかどうかを検査します。その結果を踏まえ、手術が行われた際に、どれ程までにがん細胞が体の中を広がっているか、手術中に検査する必要があります(術中迅速診断と言われます)。


  検査によって取らなくてもいい臓器はどれかを特定することや、取り除くべきがんが残っていないかを判断しなければなりません。しかし、肉眼ではどうしてもがん細胞を直接見ることはできません。そこで、判断が必要な時に我々が登場して顕微鏡で判断するのです。外科の先生方はその返事をいつも手術室で待っています。がんが転移しているかもしれないと思ったリンパ節にがんがなかったときの外科医の安堵の声は電話でも伝わるほどです。そして、無事手術が終了して取 り除かれた病変がどれ程までに進行しているか、今度は我々 がじっくりと診断していきます。それによって、その後、抗がん剤などの追加治療が必要かどうか、判断する情報を提供するのも病理の役割です。






頭痛で困ってませんか

神経内科は、脳や脊髄、神経、筋肉の病気を診る診療科です。
体を動かしたり、感じ、考え、覚えたりすることが
うまくできなくなった時に、私たちは脳や神経の病気を疑います。




  国民の半数程度が何らかの頭痛を持っていると言われています。たかが頭痛と思わずに、お悩みの方は一度受診されてはいかがでしょうか。頭痛は、頭痛そのものが病気の本体である「一次性頭痛」と、何らかの基礎疾患(腫瘍、炎症、脳卒中など)に合併して頭痛が出現する「二次性頭痛」のふたつに分かれます。一次性頭痛はさらに、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛の3つに分かれます。

  片頭痛は、頭の片方がズキズキと脈打つように痛くなり、吐き気やまぶしさを伴います。眼チカチカする前兆(閃輝暗点)が先行する方もいます。頭痛がひどいときには身動きがとれなくなり、会社を休む方もいます。チョコレート、チーズやワインで頭痛発作が誘発されたり、生理周期に関連する事もあります。緊張型頭痛は、筋肉の緊張に伴う頭痛です。締め付けるような痛みで、片頭痛よりも長い時間、頭の両側が痛くなることが多いです。(頭痛全体がそうですが)特にストレスで悪化することが多いです。群発頭痛は、片眼がえぐられるような激しい頭痛が、連日の様に出現し、数日~数週間持続してからピタリと止まる頭痛です。流涙や眼の充血を伴う事があります。頭痛の強さは非常に強く、じっとしている事ができない程です。飲酒や喫煙が誘因のひとつとされています。
  片頭痛と緊張型頭痛は女性に多く、群発頭痛は男性に多いです。全国調査では、片頭痛は人口の6%、緊張型頭痛15. 6%と(疑わしい例を含めるとそれぞれ8. 4%、22. 4%)非常に多くの方が苦しんでいます。
  二次性頭痛のなかで、最も緊急性が高いものはくも膜下出血です。脳動脈瘤の破裂で生じる病気で、突然の激しい頭痛や意識消失を生じ、緊急処置が必要です。他にも、脳を浮かべている液体(髄液といいます)が漏れていたり、脳を包む膜(髄膜)の炎症など、特殊な原因でも頭痛が生じる事があります。








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