再生医療センター

診療体制・業務内容

近年の再生医療の進歩により、毎年新しい再生医療等製品が臨床で使用可能になってきています。当センターでは、特定機能病院の役割である高度先進医療を推進するため、再生医療等製品の導入審査および管理を行っています。実際の臨床での実施は、各診療科で行っています。
現在実施している再生医療等製品では、自家培養軟骨ジャック(整形外科)、自家脂肪組織由来幹細胞(形成再建外科・美容外科)、多血小板血漿処置(皮膚科)、コラテジェン(循環器センター)、同種骨移植(整形外科)、原始卵胞体外活性化法(産婦人科)があります。今後とも当院では積極的に再生医療等製品を導入していく予定です。
また、当院では、カテゴリーⅠ羊膜バンクも運営しており、凍結羊膜を自院のみならず眼科の認定施設へ供給することもできるようになっています。

組織バンク認定証

特徴・特色

1)培養自家脂肪幹細胞を用いた乳房再建術(第2種再生医療)

形成再建外科・美容外科では、培養自家脂肪幹細胞を用いた乳房再建術を自費診療で実施しています。患者さんから採取した新鮮脂肪に、培養脂肪幹細胞を付加して移植することで、移植脂肪の生着率が向上し、身体への負担も少ない再生医療が可能です。「傷痕が目立たず美しく軟らかい乳房再建」を目指して、全国から多くの患者さんが来院されています。

培養自家脂肪幹細胞を用いた乳房再建術

2)自家培養軟骨ジャック(保険診療)

膝関節における外傷性軟骨欠損症又は離断性骨軟骨炎を対象として、 軟骨細胞を含むアテロコラーゲンゲルを欠損部に移植することにより臨床症状を緩和するために使用します。

3)多血小板血漿処置(保険診療)

難治性の皮膚潰瘍などの治療に用います。自分の血液をとり、血小板を多く含む血漿を作成し、ご自分の皮膚潰瘍などの治癒を促進させます。

4)コラテジェン(保険診療)

末梢動脈疾患に伴う足趾潰瘍に対して、血行再建治療が困難または施行しても改善が無い患者に対して、本薬剤を使用する事で潰瘍の改善を行う薬剤です。

5)同種骨移植(保険診療)

広範囲の骨欠損部位に対し同種骨移植を行い、欠損部を補填する治療です。

6)原始卵胞体外活性化法:IVA(自費診療)

早発卵巣不全で挙児を希望される方に、卵巣組織を摘出して体外で活性化培養し、自家移植する治療です。当院を含めても全国で4施設のみが実施している治療です。

7)凍結羊膜(保険診療)

当院眼科では、凍結羊膜を用いてさまざまな眼表面疾患の治療を行っています。また、再発翼状片に対しては富山大学が開発した乾燥羊膜を用いた先進医療Bを全国の主幹施設として実施しています。

診療スタッフ

職名 氏名 担当分野 資格
センター長 佐武 利彦 形成再建外科・美容外科 再生医療認定医
日本再生医療学会 代議員
副センター長(渉外担当) 林 篤志 眼科
副センター長(治療担当) 土谷 智史 呼吸器外科 再生医療認定医
メディカルディレクター(副) 宮腰 晃央 眼科  
判定医 吉田 丈俊 周産母子センター  
採取医師 米田 徳子 産婦人科  
米田 哲 産婦人科  
塩崎 有宏 産婦人科  
津田 さやか 産婦人科  
治療医師 柚木 達也 眼科  
黒田 敏 脳神経外科  
富田 隆浩 脳神経外科  
山本 修輔 脳神経外科  
森田 由香 耳鼻咽喉科  
藤坂 実千郎 耳鼻咽喉科  
髙倉 大匡 耳鼻咽喉科  
阿部 秀晴 耳鼻咽喉科  
舘野 宏彦 耳鼻咽喉科  
中里 瑛 耳鼻咽喉科  
山田 慎一 歯科口腔外科  
今上 修一 歯科口腔外科  
池田 篤司 歯科口腔外科  
櫻井 航太郞 歯科口腔外科  
藤井 努 消化器・腫瘍・総合外科  
奥村 知之 消化器・腫瘍・総合外科  
吉岡 伊作 消化器・腫瘍・総合外科  
清水 忠道 皮膚科  
牧野 輝彦 皮膚科  
土井 智章 災害・救命センター  
佐武 利彦 形成再建外科・美容外科  
小野田 聡 形成再建外科・美容外科  
調整医療従事者 横田 綾 検査・輸血細胞治療部  
多賀 由紀子 検査・輸血細胞治療部  
森田 未香 検査・輸血細胞治療部  
調整医療従事者(看護師) 酒井 和子 看護部  
コーディネーター
クオリティー・アシュアランス管理者
吉田 淑子 臨床生体材料応用講座  
コーディネーター 岡部 素典 システム機能形態学講座  
コーディネーター
クオリティー・コントロール管理
入江 真理 臨床生体材料応用講座  
医療情報 高岡 裕 医療情報部  
学内専門家 山本 善裕 感染症科  
事務 神田 寛之 医事課  

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